関東平野を一望する日の出山は、元旦の初日の出を迎える絶好の山として1000人を超える登山者で溢れますが、晴れた日は遠く相模湾に浮かぶ江ノ島を見ることができます。
7月~8月にかけて山頂から東京を中心に埼玉、千葉、神奈川県の各地の花火大会が見えますが、江の島の花火大会はなぜか秋たけなわの10月に行われます。
今年は10月15日土曜日の午後6時から打ち上げられましたので山頂からの撮影にチャレンジしてきました。山頂から江ノ島まで直線でほぼ60Kmで、暗闇のため島影は撮れませんが花火の撮影は成功しました。
「昼間の江の島」
晴れた日は日の出山の山頂から、直線距離で60Km超離れた江の島を見ることができます。午前中は太陽の角度により海面が光り、島影がシルエットでくっきりと見えます。
この日は栗名月の十五夜で、まだ残照の残る空の東屋の上に満月が登り、都心のビルにぽつぽつと灯りがつき始めました。
江の島の花火大会開始の6時近くになると、残照は消えて満月と都心の灯りが輝き始めます。
江の島の花火大会の始まりです。ここから60Km超の距離です。
花火の手前の山の形と、一枚目の写真の山の形を照らし合わせると、江の島の花火だとわかります。
江の島の片瀬海岸の2か所で打ち上げられるそうです。当日の山小屋(東雲山荘)宿泊客に地元の人が居て4尺玉も上がると言っていました。
終了間近に上がった数発の大きな花火が4尺玉だったようです。4尺玉と言えば直径120Cm超だからすごい!
撮影終了後に、山頂直下の東雲山荘の管理人室へお邪魔してきました。ベランダにはお月見のススキやお団子などが饌えられ、曇り空の場合の用心に満月の写真が飾られていました。