日の出山の会

秩父多摩甲斐国立公園の東端、日の出山の自然を舞台に活動するクリエイター集団

〒190-0181 東京都西多摩群日の出町大久野

報告

満席の日の出山の課登山教室講演会「奥多摩の山岳遭難事故に学ぶ」

 毎年日の出山の会が実施している登山教室の講演会は、今年も9月28日に「日の出イオンホール」で実施しました。

 演題は「奥多摩の山岳遭難事故に学ぶ」と題して、元青梅警察署山岳救助隊副隊長の金邦夫氏により身近な山での遭難を例にとって講演していただきました。

 身近な山での具体的な話題のため、150席用意した座席も満席となり、急きょ追加して160名を超える参加者による講演会となりました。

 講演内容は、日原の川乗谷での遭難などを例にとり、山岳遭難の多くが疲労の蓄積した下山路での道迷いから発生するので、余裕を持った登山を心がけるよう強調していました。

会場には大久野を明るくする会の「フラッシュアップ事業」の写真パネルの展示も行われました。

会場には大久野を明るくする会の「フラッシュアップ事業」の写真パネルの展示も行われました。

講演に先立ち、日の出町木崎副町長の挨拶がありました。

講演に先立ち、日の出町木崎副町長の挨拶がありました。

本題に入る前に、奥多摩で実際に有った山岳遭難事故の救助の記録ビデオの視聴から始まった。

本題に入る前に、奥多摩で実際に有った山岳遭難事故の救助の記録ビデオの視聴から始まりました。

身近な山の具体的遭難例のため、聴衆は最後まで熱心に聞いていました。

身近な山の具体的遭難例のため、聴衆は最後まで熱心に聞いていました。

西の風新聞に掲載されましたので、転載させていただきました

西の風新聞に掲載されましたので、転載させていただきました

毎日新聞に掲載されましたので、転載させていただきました。

毎日新聞に掲載されましたので、転載させていただきました。

 

森の教室写真展

 日の出町の大久野で、ユニークな自然保育を実践している大久野幼児園「森の教室」の写真展が、青梅市河辺駅前の西友河辺店4階のボッパルトホールで、8月25日から31日まで開かれています。

 日の出山の会は幼児期の山登りを主体とした自然保育に賛同し、毎週金曜日にサポーターとして園児につき添って山歩きをしています。

 この写真展にも協力して、写真撮影やパネルつくりを手伝い、今日はボッパルトホールへの会場設営に行ってきました。 盛りだくさんの写真や手作り絵本などが展示されていますので、ぜひ会場へおいで下さい。

会場は4階のボッパルトホールで、4階の駐車場に直結しています。

会場は4階のボッパルトホールで、4階の駐車場に直結しています。ほぼ設営も完成し、お客さんを待つばかりになりました。

入り口のディスプレイも完成し、早速子供の目を引いています。

入り口のディスプレイも完成し、早速子供の目を引いています。

ゆったりとした空間は、膨大な数に写真に取り囲まれています。

ゆったりとした空間は、膨大な数に写真に取り囲まれています。

手作り絵本のコーナーでは、卒園時のテーマに制作した絵本を手に取ることができます。

手作り絵本のコーナーでは、卒園時のテーマとして制作した絵本を手に取ることができます。

会場の一角にはビデオコーナーも設置され、ベンチに座ってゆっくりと鑑賞できます。

会場の一角にはビデオコーナーも設置され、ベンチに座ってゆっくりと鑑賞できます。

学校林草刈と源流流しそうめん

 日の出町の大久野中学校の林業体験授業として、つるつる温泉手前の山林にて、NPO法人花咲き村の指導により植林活動をしています。
 7月29日に花咲き村の主催で植林地の下草狩りを実施し、終了後平井川の源流の湧水で流しそうめんを実施することになり、日の出山の会もこのイベントにサポート隊として協力しました。
 当日は午前9時から、大久野中学の1~2年生とサポート隊を含めて七十数名の参加者により始まり、幸いに薄曇りの天候に恵まれて熱中症などの事故もなく作業を終了し、冷たい湧水の流しそうめんと揚げたてのてんぷらをたらふく食べて、終了しました。

学校林作りの現場はつるつる温泉と日の出山登山道入り口の三ツ沢の斜面で、植林地へ登ると滝本の先に日の出山の山頂が見えてきます。

学校林作りの現場はつるつる温泉と日の出山登山道入り口の三ツ沢の斜面で、植林地へ登ると滝本の谷間の先に日の出山の山頂が見えてきます。

指導員やサポーターからの説明を受け、草刈を開始する。初めて扱う大鎌の使い方は、基本をしっかり身につけないと大けがの元になる。

指導員やサポーターからの説明を受け、草刈を開始する。初めて扱う大鎌の使い方は、基本をしっかり身につけないと大けがの元になる。

説明を受けた後、指導員の先導で各持ち場へ分散する。急斜面と伸びだ雑草で一苦労だ。

説明を受けた後、指導員の先導で各持ち場へ分散する。急斜面と伸びだ雑草で持ち場へ行くのも一苦労だ。

植えた苗木を鎌で傷つけないように慎重に刈り込む。目印の棒がなくなっていることもあるので要注意だ。

植えた苗木を鎌で傷つけないように慎重に刈り込む。目印の棒や赤いテープが無くなっていることもあるので要注意だ。

鎌の扱いも慣れてくればスムースになる。大勢でかかれば仕上がりも早い。

鎌の扱いも慣れてくればスムースになる。大勢でかかれば仕上がりも早い。

草刈終了後に休憩をしながら、付近の植生についてや、周辺の地理や歴史についての紹介をする。

草刈終了後に休憩をしながら、付近の植生についてや、周辺の地理や歴史について各担当者から説明を受けた。

麓の駐車場に下り、装備を解いてから滝本の平井川源流へと向かう。

麓の駐車場に下り、装備を解いてから滝本の平井川源流へと向かう。

平井川源流の湧水を引き、流しそうめんの設営をする。

平井川源流の湧水を引き、流しそうめんの設営をする。

食べ盛りの中学生他70名以上の食欲を満たすために、長い竹の樋わ設営する。

食べ盛りの中学生他70名以上の食欲を満たすために、長い竹の樋を設置しスムースに麺が流れるかテストする。

お待たせしました、流しそうめんの開始です。草刈の労働の後の冷たいそうめんは、いくらでも食べられる。

お待たせしました、流しそうめんの開始です。草刈の労働の後の冷たいそうめんは、いくらでも食べられる。

渓流にかまどを据えてそうめんをゆでる。

渓流にかまどを据えてそうめんをゆでる。

そうめんにはてんぷらがつきものだ。大鍋で大量のてんぷらを揚げる。

そうめんにはてんぷらがつきものだ。大鍋で大量のてんぷらを揚げる。

撮れたて野菜の揚げたてのてんぷらは大好評。揚げるそばから品切れだ。

採れたて野菜を材料にした揚げたてのてんぷらは、ホカホカサクサクで大好評。揚げるそばから品切れだ。

最後に各サポート団体の紹介と生徒会からの挨拶で終了。お土産に檜のセンスが参加者に配られました。

最後に各サポート団体の紹介と大久野中学生徒会からの挨拶で終了。お土産に檜の扇子が参加者に配られました。

勝峰山整備活動

 日の出山の会はNPO里山の自然と歴史に触れ合う会(NPO触れ合う会)と協力して勝峰山の保全整備活動を実施しています。 今年も6月5日を皮切りに、勝峰山山頂近辺の草刈や、植樹及び苗木の育成などが始まりました。
 6月23日に第2回目の整備活動が行われ、梅雨の合間の晴れた一日を、熱中症に注意しながら山頂の澄んだ空気の中で草刈や、会員が育てた椿や藤の苗木を植えてきました。
 作業中にも何人かの散策者や、日の出山への尾根伝いを行くトレールランナーなどが通過していきました。
勝峰山についてのパンフレットは、日の出町の観光協会案内所や肝要の里、キリン館、五日市駅の観光案内所に置いてあり、このホームページのハイキングページにも掲載されていますので、併せてご覧ください。
 また、この活動に参加されたい方は、お問い合わせのページよりご連絡ください。

勝峰山林道は福音も4mと広く、すれ違いもできて、林道走行としては快適だがあくまでも林道の規格で、一般道の安全性は無く、自己責任での通行になる。

勝峰山林道は幅員も4mと広く、すれ違いもできて、林道走行としては快適だがあくまでも林道の規格で、一般道ほど整備されていないので、自己責任での通行になる。

右側のフェンスで仕切られた先が、級さのセメントの鉱山道路で通行止め。左手の道は、旧浅野セメントの鉱山道路を林道として転用し、勝峰山林道として山頂へ続いている。

林道を進むと、山頂下駐車場手前の、ヘアピンカーブ右側のフェンスで仕切られた先が、旧浅野セメントの鉱山道路で通行止め。左手の道は、旧浅野セメントの鉱山道路を林道として転用し、勝峰山林道として山頂へ続いている。ここを200mも進めば山頂下駐車場に出る。

午前8時30分に山頂下の駐車場に草刈機を荷揚げして作業に取り掛かる。

午前8時30分に山頂下の駐車場に草刈機や苗木を荷揚げして作業に取り掛かる。

猛烈な勢いで伸びる雑草や鎌では切れない徒長した枝などには、丸刃の草刈機が強い味方だ。

猛烈な勢いで伸びる雑草や鎌では切れない徒長した枝などには、丸刃の草刈機が強い味方だ。

梅雨に入れば雑草は一気に伸びるので、植栽した苗木の保護にも草刈は欠かせない。

梅雨に入れば雑草は一気に伸びるので、植栽した苗木の保護にも草刈は欠かせない。

植栽した苗木の根元は、苗木に傷を付けないように()まで丁寧に草を刈る。草刈機では手元が狂うと一瞬で苗木が切断されてしまう。

植栽した苗木の根元は、苗木に傷を付けないように鎌で丁寧に草を刈る。草刈機では手元が狂うと一瞬で苗木が切断されてしまう。

林道部分も車のわだち部分以外はすぐに草で覆われるので、雑草の成長と追いかけっこだ。

林道部分も車のわだち部分以外はすぐに草で覆われるので、雑草の成長と追いかけっこだ。

梅雨時の真夏日でも木綿のつなぎ服で全身を覆って、安全を確保する。それでも汗をかけばかくほど気化熱で冷えるので、水分補給は重要だ。

梅雨時の真夏日でも木綿のつなぎ服で全身を覆って、安全を確保する。それでも汗をかけばかくほど気化熱で冷えるので見た目より暑くないが、その分水分補給が重要だ。

真夏日の長袖での作業には水分補給が重要。定期的に木陰で水分の補給をする。

真夏日の長袖での作業には水分補給が重要。定期的に木陰で水分の補給をする。

景色が良く風の通り道の木陰は汗をかいた体に心地よく、始まったばかりの参議院選などをネタに、よもやま話に花が咲く

景色が良く風の通り道の木陰は汗をかいた体に心地よく、始まったばかりの参議院選などをネタに、よもやま話に花が咲く

午後は晴れ間が広がり、都心の視界も広がってきました。昼食後は夕立を警戒して、早めの下山としました。

午後は晴れ間が広がり、都心の視界も広がってきました。昼食後は夕立を警戒して、早めの下山としました。

 

日の出山幼児同伴登山

 日の出町の幸神神社の隣の森に自然保育を実施する大久野幼児園では、森の教室として年長及び年中組の2クラスは、毎週金曜日にお弁当を持って近隣のの山や田んぼに出かけて、自然の中で様々な体験をすることにより心身を鍛え、自然から様々なことを学んでいます。

 日の出山の会では、今年の卒園児を中心に在園児や先輩を含めての日の出山登山をサポートしており、今年も5月14日に、白岩の滝から麻生山~日の出山への本格的登山を実施しました。

 今年は参加者も多く、総勢77名となりましたが、晴天に恵まれた変化に富んだハイキングコースを、一人のリタイアや怪我もなく全員が出発地の肝要の里へ戻り、「肝要の里のヤギおじさん」からのアイスクリームの差し入れを食べ、親子双方から「楽しかったよ」との声のもとに解散しました。 

8時に肝要の里のにぎわい広場な集合、今日の行程や注意事項を受ける。

8時に肝要の里のにぎわい広場に集合、日の出山の会の星野さんから今日の行程や注意事項を受ける。

日の出山の会の沓澤さんの指導で、ストレッチ体操後、年齢や体力別に班編成をする。班編成は子供を良く知る保護者の出番だ。

日の出山の会の深沢さんの指導で、ストレッチ体操後、年齢や体力別に班の編成をする。班編成は子供を良く知る保護者の出番だ。

隊列を組んでの幼児の車道歩きは危険なため、白岩の滝登山口まで車で移動。

隊列を組んでの幼児の車道歩きは危険なため、白岩の滝登山口まで車で移動。

登山口でトイレをすませ、山中での危険回避やマナーの決まりを守る約束をして、歩行を開始。

登山口でトイレをすませ、山中でのマナーや危険回避の決まりを守る約束して、歩行を開始。

今日のコースの最初は滝めぐりで始まる。白岩の滝は「雨乞いの滝」として知られ、子の滝で雨乞いをし、その水を汲んで畑に撒くと雨を呼んだと伝わる。

今日のコースの最初は滝めぐりで始まる。白岩の滝は「雨乞いの滝」として知られ、この滝で雨乞いをし、その水を汲んで畑に撒くと雨を呼んだと伝わる。

滝の正面の関白台で滝を眺めながら、雨乞いの伝説や、昔、水量が多かったころ、この滝つぼが江の島の洞窟とつながっていたという伝説を聞く。

滝の正面の観瀑台で滝を眺めながら、雨乞いの伝説や、昔、水量が多かったころ、この滝つぼが江の島の洞窟とつながっていたという伝説を聞く。

関白台から見上げる滝は一つの滝に見えるが、子の写真のように2段に分かれていて、写真中央の一段目の滝つぼで雨乞いの祭り事が行われ、小さな祠もある。

観瀑台から見上げると一つの滝に見えるが、この写真のように2段に分かれていて、写真中央の一段目の滝つぼで雨乞いの祭り事が行われ、小さな祠もあるり、下の滝つぼが江の島の洞窟につながっていたといわれる。

滝に沿って上る道が最初の急登で、石積みで作られたジグザク道を一気に登る。

滝に沿って上る道が最初の急登で、石積みで作られたジグザク道を一気に登る。

昨年秋に一時通行止めだった最上段の滝の橋も架け替えられ、安心して渡れるようになった。

昨年秋に一時通行止めだった最上段の滝の橋も架け替えられ、安心して渡れるようになった。

最上段の滝も含めて白岩の滝と呼び、ここは滝の飛沫によるマイナスイオンが充満していて、夏の暑さで消耗した体の癒し場所として最適だ。

最上段の滝も含めて白岩の滝と呼び、最上段の滝は滝の飛沫によるマイナスイオンが充満していて、夏の暑さで消耗した体の癒し場所として最適だ。

最上の段の落口に来ると道は緩やかになり、しばらくはこ滝や大岩の不作沢に沿って進む。

最上の段の落口に来ると道は緩やかになり、しばらくは小滝や大岩がふさぐ沢に沿って進む。

タルクボ林道を超え、タルクボ沢の水源を過ぎると四季彩の森のベンチへ出る。ここは標高550m地点だ。

タルクボ林道を超え、タルクボ沢の水源を過ぎると四季彩の森のベンチへ出る。ここは標高550m地点だ。

ここで待望のおやつタイム、おやつ交換が楽しみだ。

ここで待望のおやつタイム、おやつ交換が楽しみだ。

アアこの幸なひと時に、目も口もとろけてしまいそう。

アアこの幸せなひと時に、目も口もとろけてしまいそう。

タルクボ沢の谷間の道から急に開けた麻生林道に飛び出す。ここで初めて目的地の日の出山が見え、ここから日の出山までは、今までとは一変した尾根歩きとなる。

タルクボ沢の谷間の道から急に開けたし麻生平に飛び出す。ここは麻生林道が通り、初めて目的地の日の出山が見え、日の出山から梅野木峠を経て白山神社まで続く林道と尾通り矢根が見渡せる。

麻生平から麻生山山頂までは伐採されたれ見晴らしの良い斜面で、一気に高度を稼ぐ。

麻生平から麻生山山頂までは伐採されたれ見晴らしの良い斜面で、一気に高度を稼ぐ。

急登のため先頭と後続の距離が開く。あとひと踏ん張りで麻生山の山頂だ。

急登のため先頭と後続の距離が開く。あとひと踏ん張りで麻生山の山頂だ。

今日最初の山頂、麻生山に到着。子供は景色よりおやつで、早速リュックを開きゴソゴソ。だ。

今日最初の山頂、麻生山に到着。子供は景色よりおやつで、早速リュックを開きゴソゴソと。

去年は森の中だった山頂が、今年は180度以上の眺望になりました。でも子供たちはおやつの方が?。

去年は森の中だった山頂が、今年は180度以上の眺望になり、昨年より登山者が増えました。でも子供たちはおやつの方が?。 年少組は先に出発したので年長組以上で麻生山の看板を持って記念撮影。

麻生山から日の出山までのコースは尾根歩きで、伐採された明るい尾根や静かな林の中の会と来な尾根道を日の出山を目指す。

麻生山から日の出山までのコースは尾根歩きで、伐採された明るい尾根や静かな林の中の快適な尾根道を日の出山を目指す。

麻生山から日出山への麻生尾根(金毘羅尾根)は、ピークを巻きながらのアップダウンの少ない道で、子供たちも笑顔で歩く。

麻生山から日出山への麻生尾根(金毘羅尾根)は、ピークを巻きながらのアップダウンの少ない道で、子供たちも笑顔で歩く。

急な登りもあるけれど、子供たちは平らな道より楽しそうだ。

急な登りもあるけれど、子供たちは平らな道より楽しそうだ。

五日市、御岳山、日の出山、つるつる温泉の四辻に到着。子供はどこへでも寝転がれるので、疲れの回復も早い。

五日市、御岳山、日の出山、つるつる温泉の四辻に到着。子供はどこへでも寝転がれるので、疲れの回復も早い。

日の出山山頂直下の東雲山荘前に到着。ここには雨水を水源とし、微生物の分解作用を利用した循環型水洗トイレがある。山中の貴重なトイレなので、汚さぬよう大切に使おう。

日の出山山頂直下の東雲山荘前に到着。ここには雨水を水源とし、微生物の分解作用を利用した循環型水洗トイレがある。山中の貴重なトイレなので、汚さぬよう大切に使おう。

トイレ前の東雲山荘(しののめさんそう)は、都心から一番近い本格的な山小屋だ。ここに泊まると素晴らしい夜景やご来光を見ることができる。ぜひ利用してください。

トイレ前の東雲山荘(しののめさんそう)は、都心から一番近い本格的な山小屋だ。ここに泊まると素晴らしい夜景やご来光を見ることができる。ぜひ利用してください。今日は内部を見学した。

戦争直後に作られた山荘は、椅子やテーブルも当時のもので、自然のままの木を使ってできている。暖房と炊事は薪ストーブだ。

戦争直後に作られた山荘は、椅子やテーブルも当時のもので、自然のままの木を使ってできている。暖房と炊事は薪ストーブだ。

子供は高いところが大好きだ。登れそうなものがあれば岩でも気でも登りだす。

1時前に山頂到着。子供は高いところが大好きだ。登れそうなものがあればなんでも登りだす。

まずは日出山の登頂記念に写真撮影。

まずは日出山の登頂記念に写真撮影。

山頂は景色を眺めながらの昼食ポイントになっていて、東屋やベンチもたくさんあるが、1時の到着時には満席だった。

山頂は景色を眺めながらの昼食ポイントになっていて、東屋やベンチもたくさんあるが、1時の到着時には満席だった。

山頂は日差しが強く、それぞれに日陰を選んでお弁当を開く。

山頂は日差しが強く、それぞれに日陰を選んでお弁当を開く。

山頂でたっぷり遊んだあと、つるつる温泉口に向けて下山開始。

山頂でたっぷり遊んだあと、つるつる温泉口に向けて下山開始。

下山は植林された尾根道の、あご掛け岩コースを下る。

下山は植林された尾根道の、あご掛け岩コースを下る。

馬頭観音の有る日本武尊(ヤマトタケル)のあご掛け岩。奈良朝廷に東征を命じられた日本武尊が故郷へ帰る途中、病に苦しみ、この岩にあごを掛けて休んだといわれる岩。

馬頭観音の有る日本武尊(ヤマトタケル)のあご掛け岩。奈良朝廷に東征を命じられた日本武尊が故郷へ帰る途中、病に苦しみ、この岩にあごを掛けて休んだといわれる岩。

テレビドラマ「おしん」の小さいころのシーンのロケ地となった滝本の不動堂。この下で新道と合流する。

テレビドラマ「おしん」の小さいころのシーンのロケ地となった滝本の不動堂。この下で新道と合流する。5歳児も元気で完歩だ。

無事に滝本の登山口に到着。日の出町の最奥の家があり、元は御岳山への表参道入口の御師(神職)の家だった。

無事に滝本の登山口に到着。日の出町の最奥の家があり、元は御岳山への表参道入口の御師(神職)の家だった。

出発点の肝要の里へ到着。大編成のため出発に手間取り1時間遅れになったため、下山も1時間遅れの4時だった。かすり傷もリタイアもなく、楽しく過ごせ、最後に肝要の里のヤギおじさん(ヤギの乳のアイスを作っている)からアイスクリームの差し入れがあった。

出発点の肝要の里へ到着。大編成のため出発に手間取り1時間遅れになったため、下山も1時間遅れの4時だった。かすり傷もリタイアもなく、楽しく過ごせ、最後に肝要の里のヤギおじさん(ヤギの乳のアイスを作っている)からアイスクリームの差し入れがあった。

たけのこ堀体験・日の出町・寺山たけのこ園・「この記事はH28年で今年は不作です」

*ご注意* この記事は平成28年の状況です。29年の今年は不作の年の為、必ず予約して状況を確認してください。

 春の味覚と言えば竹の子が思い浮かびますが、都心から近くておいし竹の子の産地と言えば、秩父多摩甲斐国立公園の東の玄関口に当る東京都西多摩群日の出町が有名で、数少ない竹の子堀りの体験ができる。
 しかも「圏央道日の出インターチェンジ」から車で約10分というアクセスの良さでも人気があり、都心や近県から毎年の常連客が多い。
 その中でも「寺山竹の子園」は山の中腹の自然豊かな環境の中で、南向きの緩やかな斜面で掘りやすく、家族連れに人気がある。
 今年は豊作の年で、しかも発芽の時期に適度に雨が降ったため、柔らかくておいしい竹の子が沢山生えている。
 入園料は無料で、軍手持参でスニーカーなどと汚れても良い服装で行けば、たけのこを掘る鍬を貸してくれるので、手軽に竹の子堀りを体験できる。なお、持ち帰り用の袋も持参しよう。  堀採った竹の子は1キロ500円で持ち帰ることができる。
 寺山竹の子園の竹の子は「あく」が少なく、その日にゆでればあく抜きの米ぬかなどは必要なく、水からゆでるだけでおいしい具材になる。必要なら調理の仕方も教えてくれ、止むをえず数日後にゆでる人でには米ぬかももらえるので親切だ。
 今年は5月10日ころまでの営業予定で、完全予約制となっている。日々に堀り採れる数が変わるので、必ず電話での予約が必要。山間地なので道順も聞いて行こう。
 おいしい竹の子を堀りたい人は、寺山竹の子園がお勧め。びっくりするほど大きな竹の子でも、柔らかくでおいしいので有名。
 予約やお問い合わせは「042-597-1209」「小山」さんへ、午前8時から午後6時までの間の受付で、開園時間は午前9時から午後3時で入園は2時30分迄となっている。

寺山たけのこ園の受付。ここで掘り方を丁寧に教えてくれ、たけのこ堀の道具を貸してくれる。

寺山竹の子園の受付。ここで掘り方を丁寧に教えてくれ、竹の子堀の道具を貸してくれる。掘り取り後はここで余分な部分を取り除き、柔らかいおいしい所のみを計量し、1キロ500円で清算し持ち帰れる。入園料は無料だ。

寺山竹の子園は標高350mほどの山間地のため、平地の竹の子と違った育成をしているため、それに合った掘り方を模型を使って説明してくれる。

寺山竹の子園は標高350mほどの山間地のため、平地の竹の子と違った育成をしているため、それに合った掘り方を模型を使って説明してくれる。

竹林は古い順に伐採いされ、10年未満の元気な若竹に管理されているので、落ち葉だけの養分で育つ超自然で、竹の子も柔らかくてあくが無いのが特長だ。

竹林は古い順に伐採され、10年未満の元気な若竹に管理されているので、落ち葉だけの養分で育つ超自然で、竹の子も柔らかくてあくが無いのが特長だ。

寺山竹の子園の竹の子は、豊作の年はこんなに大きくても、柔らかくておいしいので有名だ。

寺山竹の子園の竹の子は、豊作の年はこんなに大きくても、柔らかくておいしいので有名だ。また、根元が太くて大きい方が食べる部分が多くお徳用だ。これで4キロ弱くらいか?

竹の子の曲がり具合で地下茎の一がわかるので、地下茎側に鍬を入れる。見分け方は入園時に詳しく教えてくれる。

竹の子の曲がり具合で地下茎の位置がわかるので、地下茎側に鍬を入れる。見分け方は入園時に詳しく教えてくれる。

背丈は低くても根元が太く、ピラミッド型のものが柔らかく肉厚でおいしい。この大きさで2.5キロぐらいか?

背丈は低くても根元が太く、ピラミッド型のものが柔らかく肉厚でおいしい。この大きさで2.5キロぐらいか?

傾斜も緩く、静かで安全なので子供連れの三世代ファミリーにも人気があり、圏央道日の出インターから近いので、都心からのリピーターが多いそうだ。

傾斜も緩く、静かで安全なので子供連れの三世代ファミリーにも人気があり、圏央道日の出インターから近いので、都心からのリピーターが多いそうだ。

調理する直前に皮をむいて鍋に入る大きさに切り、水にいれて沸騰させ、30分~40分煮たらそのまま冷めるまで置く。覚めたら水に浸しておき、調理する分だけ水ら出して使う。

調理する直前に皮をむいて鍋に入る大きさに切り、水にいれて沸騰させ、30分~40分煮たらそのまま冷めるまで置く。覚めたら水に浸しておき、調理する分だけ水ら出して使う。根元の太い竹の子は身も柔らかく多い。

カーナビで行く人は電話番号では自宅に案内されます。日の出役場、大久野小学校、大久野中学校、萱窪交差点などで検索し、そこから電話をすれば案内してくれます。

カーナビで行く人は電話番号の検索では自宅に案内されてしまいます。日の出役場、大久野小学校、大久野中学校、萱窪交差点などで検索し、そこ着いてから電話をすれば案内してくれます。

日の出山開きの報告(麻生山でカモシカに遭遇)

 平成28年の日の出山開きが4月9日に、日の出町の肝要の里のにぎわい広場で開かれました。
 昨年は小雨の中で行われましたが今年は晴天に恵まれ、桜や三つ葉ツツジなどの花が咲き誇る中、秋川消防署や五日市警察署の山岳救助部門や自然保護官をはじめ、一般参加者、記念登山者などの見守る中、幸神神社の神官により、山の安全が祈願されました。

 式典終了後に、白岩の滝~麻生山~日の出山~つるつる温泉のコースで、日の出山開き記念登山に出発しました。
途中の麻生山にてカモシカ1頭を発見しその写真を掲載しています。

会場の肝要の里はちょうど桜やツツジが満開で、穏やかな春の日差しの中、にぎわい広場を会場として式典が行われました。

会場の肝要の里はちょうど桜やツツジが満開で、穏やかな春の日差しの中、にぎわい広場を会場として式典が行われました。

式典開始までの間には、日の出町のビューポイントをライトアップした巨大写真をバックに、古代歌とヴァイオリンの演奏が行分けました。

式典開始までの間には、日の出町のビューポイントをライトアップした巨大写真をバックに、古代歌とヴァイオリンの演奏が行われました。

式典開始に際し、山岳犠牲者の御霊に対して1分間の黙祷をささげました。

式典開始に際し、山岳犠牲者の御霊に対して1分間の黙祷をささげました。

安全祈願は賑わい広場にしめ縄を張り、日の出町の幸神神社の神官により厳かに執り行われました。

安全祈願はにぎわい広場にしめ縄を張り、日の出町の幸神神社神官により厳かに執り行われました。

しめ縄はにぎわい広場の大岩を日の出山に見立てて、日の出山頂幸せの鐘を配置して祭場としました。

しめ縄はにぎわい広場の大岩を日の出山に見立てて、日の出山頂「幸せの鐘」を配置して祭場としました。

会場には今年度新しく秋川消防署に配備された四輪駆動の山岳救助車がお披露目されました。この車のお世話にならないよう、山中では安全を心がけましょう。

会場には今年度新しく秋川消防署に配備された四輪駆動の山岳救助車がお披露目されました。この車のお世話にならないよう、山中では安全を心がけましょう。

来賓は日の出町橋本町長をはじめ山岳救助関連の秋川消防署、五日市警察署、奥多摩自然保護官、日の出町役場職員及び議員の皆さま、商工会及び観光協会役員に参列を戴き、玉串の奉奠をされました。写真は祝辞を頂く橋本町長。

来賓は日の出町橋本町長をはじめ山岳救助関連部門の秋川消防署、五日市警察署、奥多摩自然保護官、日の出町役場職員及び議員の皆様、商工会及び観光協会役員、一の護王神社総代、地元自治会長の皆様に参列を戴き、玉串の奉奠をしました。写真は祝辞を述べる橋本町長。

浩宮皇太子が、日の出山へ登頂されたことを記念して作られた「日の出山頂幸せの鐘のたたき初めとして、日の出町長他2名により、「幸せ」「愛」「希望」の三つの願いを込めてたたき初めされた。写真は日の出町長。

浩宮皇太子殿下が、日の出山へ登頂されたことを記念して作られた「日の出山頂幸せの鐘」のたたき初めとして、日の出町長ほか2名により、「幸せ」「愛」「希望」の三つの願いを込めてたたき初めされた。写真は日の出町長。

恒例の山開き記念登山は、今年も白岩の滝登山口から入山しました。

恒例の山開き記念登山は今年も白岩の滝登山口から入山しました。

白岩の滝遊歩道の説明版も新しくなり、英文の説明も記載されました。

白岩の滝遊歩道の説明版も新しくなり、英文の説明も記載されました。

昨年の秋に一時通行止めだった上段の滝前の橋も、架け替えられました。

昨年の秋に一時通行止めだった、中段の滝前の橋も架け替えられました。

上の滝を横に見ながら、沢沿いの遊歩道を麻生山に向かって進みます。

上段の滝を横に見ながら、沢沿いの遊歩道を麻生山に向かって進みます。

麻生平四季彩の森のベンチで休憩。ここから林道へ直登すると焼け岩林道の東屋へ出るが、今日は沢沿いの道を新麻生平に向かう。

麻生平四季彩の森のベンチで休憩。ここから右斜面の細道を林道へ直登すると焼け岩林道の東屋へ出ますが、今日は沢沿いの道を新麻生平に向かいます。

色彩の森のベンチから10分ほどで急に視界が開け、麻生林道へ出る。ここはベンチも新設され、「新麻生平」としてコース上のビューポイントとなっている。

色彩の森のベンチから10分ほどで急に視界が開け、麻生林道へ出ます。ここはベンチも新設され、「新麻生平」としてコース上のビューポイントとなっています。

新麻生平からは、これから登る日の出山が良く見える。中央が日の出山山頂で東屋が見え、そこから尾根沿いに左に辿ると東雲山荘が見えます。

新麻生平からは、これから登る日の出山が良く見えます。中央が日の出山山頂で東屋が見え、そこから尾根沿いに左に辿ると東雲山荘が見えます。

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麻生平から麻生山への直登斜面にカモシカ1頭を発見。ゆっくりと草を食べながら右上の尾根を越えていきました。

新麻生平から伐採された斜面を急登すると、麻生山への近道になります。

新麻生平から伐採された斜面を急登すると、麻生山への近道になります。カモシカはこの右下から、人のいるあたりを左に越えて行きました。

新麻生平から15分ほどで標高794mの麻生山山頂に到着する。以前は樹林で全く視界がきかなかったが、12月に皆伐され横浜から秩父方面まで180度の素晴らしい眺望になった。

新麻生平から15分ほどで標高794mの麻生山山頂に到着します。以前は樹林で全く視界がきかなかったが、12月に皆伐され、横浜から秩父方面まで180度の素晴らしい眺望になりました。

山頂の眺めとヴァイオリンの演奏を聴きながら、昼食と休憩をとりました。

山頂の眺めとヴァイオリンの演奏を聴きながら、昼食と休憩をとりました。

標高794mの麻生山山頂で記念写真を撮り、金毘羅尾根からクロモ岩を経由して日の出山へ向かいました。

標高794mの麻生山山頂で昼食後記念写真を撮り、金毘羅尾根からクロモ岩を経由して日の出山へ向かいました。

日の出山への登山道は3年前から整備が進み、丸太による階段も整備された。

日の出山の山頂近くの登山道は、3年前から整備が進み、丸太による階段も整備されました。

頂上直下の東雲山荘は、都心から一番近い山小屋として人気があり、ここに泊まって夜景や日の出を眺めるには最高の宿泊設備だ。

頂上直下の東雲山荘は、都心から一番近い山小屋として人気があり、ここに泊まって夜景や日の出を眺めるには最高の宿泊設備てす。秋の紅葉シーズンには周囲のモミジがきれいに染まり、登山者の撮影ポイントになっています。山荘への荷揚げ用のジムニーここまで上がってきます。

東雲山荘の内部を見学。管理人さんによる山荘の説明と休憩をしました。

東雲山荘の内部を見学。管理人さんによる山荘の説明を聞きながら、休憩をしました。

山荘から山頂までは3ブナぐらい。右側に水洗トイレがあり、登山者の休憩ポイントとして賑わう。

山荘から山頂までは3分ぐらい。右側に水洗トイレがあり、登山者の休憩ポイントとして賑わいます。トイレは雨水を使い微生物の分解作用を使った、バイオ循環式です。指定されたもの以外は流さないよう、大切に使ってください。

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標高902mの日の出山へ到着。大人4人が途中の麻生山から下山しましたが、子供たちは元気で終始先頭を歩いていました。

先ほど昼食をとった麻生山。左斜面の伐採地がカモシカのいたところです。秋は紅葉に彩られ、きれいな山になります。

先ほど昼食をとった麻生山(794m)。左斜面の伐採地にカモシカがいました。秋は紅葉に彩られ、きれいな山になります。

眺望のすばらしさで有名な山頂も、今日は春霞がかかり、高層ビル群やスカイツリーなども見えません。

眺望のすばらしさで有名な山頂も、今日は春霞がかかり、高層ビル群やスカイツリーなども見えません。霞が無ければ東京湾や相模湾の江の島も見えます。

下山は尾根道のあご掛けて和コースを辿り、つるつる温泉へ下ります。ここは途中の日本武尊(ヤマトタケルノミコト)のあご掛け岩。

下山は尾根道のあご掛け岩コースを辿り、つるつる温泉へ下ります。ここは途中の日本武尊(ヤマトタケルノミコト)のあご掛け岩。

あご掛け岩は、東征から大和の国へ帰る途中、病で苦しむ日本武尊がこの岩にまたがり、右側にあごを掛けて休んだと伝わる。日本武尊は2メートルを超す大男だったといわれるので、あごを掛けるにわ丁度良い高さだったようです。

あご掛け岩は、東征から大和の国へ帰る途中、病で苦しむ日本武尊がこの岩にまたがり、右側にあごを掛けて休んだと伝わる。日本武尊は2メートルを超す大男だったといわれるので、あごを掛けるには丁度良い高さだったようです。

無事に終着地のつるつる温泉に到着し整理体操と登山の総括をして解散。浴槽をリニューアルした温泉に入浴して、疲れを癒していく人と別れて帰路につきました。

無事に終着地のつるつる温泉に到着し整理体操と登山の総括をして解散。浴槽をリニューアルした温泉に入浴して、疲れを癒していく人と別れて帰路につきました。

西多摩新聞の4月22日号に、日の出山開きと記念登山の記事が掲載されましたのでご紹介します。

西多摩新聞の4月22日号に、日の出山開きと記念登山の記事が掲載されましたのでご紹介します。

日の出山開きの様子が、日の出町の「広報日の出」の表紙を飾りました。

日の出山開きの様子が、日の出町の「広報日の出」の表紙を飾りました。

日の出さくら祭りレポート

 4月2日土曜日。今にも降りそうだった空模様も夜明けとともに明るくなり、開場の時間には雨の心配もなくなり、桜の季節特有の花曇りの一日でしたが、大勢の来場者で盛況なさくら祭りとなりました。

 新体制となった観光協会の初めてのイベントで運営にも力が入り、新しく英会話ボランティアの採用や、横田基地のジャズバンドの出演などにより外国人の参加者も多く、和装レンタルで着物姿に着替えて楽しむ外人女性も花を添えていました。

 主役のさくらの開花状況は七分咲きほどでしたが、桜並木の下にシートを敷いてお花見をするグループもたくさんいました。 しばらくは気温があまり上がらず、桜の花も長持ちしそうですから、来週の土日も花見が楽しめそうです。

 9日の土曜日は肝要の里で「日の出山開き」が行われます。スケジュールページにご案内がありますのでご覧の上、ご参加ください。

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会場の町民グランドは開場前から人が集まり始め、ステージショーが始まるころにはステージ前のベンチは満員になりました。

今回初めての試みとして、横田基地のジャズバンドグループの出演もあり、本場仕込みのリズム感で会場を沸かせていました。

今回初めての試みとして、横田基地のジャズバンドグループの出演もあり、本場仕込みのリズム感で会場を沸かせていました。

会場内には町内の商店による模擬店も多数出展して、賑わっていました。

会場内には町内の商店による模擬店も多数出展して、賑わっていました。

フリーマーケットのコーナーも設けられ、多彩な商品が並んでいました。

フリーマーケットのコーナーも設けられ、多彩な商品が並んでいました。

初めての試みとしてコスプレギャルのダンスと、津軽三味線のコラボによるステージも好評でした。

初めての試みとしてコスプレギャルのダンスと、津軽三味線のコラボによるステージも好評でした。

定番のステージになりつつあるコスプレダンスは、日の出太陽の家の「武家屋敷」という豪壮な古民家がコスプレギャルの写真撮影所として有名になり、フェイスブックで全国のコスプレマニア間に発信され、泊りがけで撮影に来ています。

定番のステージになりつつあるコスプレダンスは、日の出太陽の家の「武家屋敷」という豪壮な古民家がコスプレギャルの写真撮影所として有名になり、フェイスブックで全国のコスプレマニア間に発信され、泊りがけで撮影に来ています。

日の出山の会も協賛団体の一員として出資しました。

日の出山の会も協賛団体の一員として出資しました。

ちびっ子たちに人気のマウンテンズの元気なステージ。

ちびっ子たちに人気のマウンテンズの元気なステージ。

ステージは子供ゃ若者向けの出演が多かったため、親子連れの来場者でにぎわっていた。

ステージは子供ゃ若者向けの出演が多かったため、親子連れの来場者でにぎわっていた。

新体制による初イベントのさくら祭りも盛況にて無事終了しました。

新体制による初イベントのさくら祭りも盛況にて無事終了しました。

観光協会事務所開きと如月まつり

 かねてからの懸案だった「日の出町観光協会」の事務所が、JA日の出の直売所「グリム」の敷地内にオープンし、2月6日(土)に事務所開きを兼ねて「如月まつり」を開催しました。

 当日は餅つきと、ついた餅の配布や先着150名にひのでちゃんトートバックなどの記念品配布、模擬店の出店、津軽三味線やコスプレダンスなどのステージもあり、大勢の人で賑わいました。

事務所開設記念式典の記念撮影。我が会の会長も理事に就任。前列一番手前。

事務所開設記念式典の記念撮影。我が会の会長も理事に就任。前列一番手前。

先着15名に観光協会特製のトートバックをプレゼント。並ぶ人が多く、15名追加した。

先着150名に観光協会特製のトートバックをプレゼント。並ぶ人が多く、15名追加した。

特設ステージではコスプレダンサーたちのダンスなどで人を集めていました。

特設ステージではコスプレダンサーたちのダンスなどで人を集めていました。

津軽三味線の独走のほあと、急きょ決まった和太鼓と津軽三味線の合奏で、会場を盛り上げます。

津軽三味線の独走のほあと、急きょ決まった和太鼓と津軽三味線の合奏で、会場を盛り上げます。

ステージ以外にも忍者体験コーナーや、焼き芋屋、カラ揚げ、焼き鳥、鉢植えの花や等の模擬店もありました。

ステージ以外にも忍者体験コーナーや、焼き芋屋、カラ揚げ、焼き鳥、鉢植えの花や等の模擬店もありました。

JA直売所グリムの広い駐車場が使えますので、車での立ち寄りも便利です。

JA直売所グリムの広い駐車場が使えますので、車での立ち寄りも便利です。

事務所内部もゆったりとしていて、地域のパンフレットも豊富に置かれていますので、気軽にお立ち寄りください。

事務所内部もゆったりとしていて、地域のパンフレットも豊富に置かれていますので、気軽にお立ち寄りください。

麻生山で初日の出を迎える

 昨年末に麻生山山頂の景観皆伐が済み、北北西から南南東にかけての180度をこえる大パノラマの眺望が実現したので、平成28年の初日の出を山頂で迎えようと、元旦の未明に妻と麻生山を目指しました。
 山頂の伐採が済んでまだ一週間足らずのため、眺望が良くなったことは関係者しか知られておらず、山頂でご来光を迎えたのは関係者4名と、日の出山を目指して迷い込んだ1名の、計5名でした。
 尚、この日の日の出山頂の御来光登山者は1100名超で、遅く来た人は人垣で見られなかったそうです。来年は日の出山に代わって賑わうかもしれません。

山頂は皆伐が終わったばかりで、檜の香りがする中、刻々と変わる比嘉派の空を眺めながら、夜明けを待ちました。

山頂は伐採が終わったばかりで、切り株からの檜の香りを浴びながら、刻々と変わる東の空を眺めながら、夜明けを待ちました。

この標高での日の出の時間は6時54分。空があかね色に染まってきましたが、低い位置に雲があり、遅れそうです。

この標高での日の出の時間は6時54分。空があかね色に染まってきましたが、低い位置に雲があり遅れそう。地上にも朝もやがかかり、ビル群が見えない。

予報より10分ほど遅れて、雲の上から今年最初の日の光が注がれた。

予報より10分ほど遅れて、雲の上から今年最初の日の光が注がれた。

太陽は薄雲のフィルターを通して減光され、真っ赤に染まった優しい光だった。

太陽は薄雲のフィルターを通して減光され、真っ赤に染まった優しい光だった。

植林されてから数十年封印されてきた眺望を、伐採されて初めての元旦の御来光に、平和を拝むことができました。

植林されてから数十年間封印されてきた眺望から、伐採されて初めての元旦の御来光を拝むことができ、今年一年の平和を願いました。

柔らかな朝日浴びながら、霜柱の立つ道を家路につきました。

太陽が登り切るまでの変化を眺めていたいと思いつつ、元旦の行事が立て込むため、柔らかな朝日浴びながら、霜柱の立つ道を家路につきました。

麻生山からの夜景・平成27年大晦日の夜のこと

 皆伐が済んだ麻生山の眺望がすばらしかったので、夜景もさぞかし素晴らしかろうと思い、大晦日のあわただしさのスキマを縫って、麻生山(794m)へ夜景撮影登山に行ってきました。
 山頂に着いたのは、日が沈んで間もなくのことで、空はまだ薄明るい残照を留め、その下に都心の灯りが輝いていました。

 さすがに大晦日の夜のことで、オフィスビルの灯りは消えていて、住民のいない都心部は光が少なく、手前のベットタウンの光がにぎやかでした。
 山頂の見晴らしが良くなったことはまだ知られていないので登山者は無く、遠くの尾根に日の出山に向かうのであろう、登山者のヘッドライトらしき光が、ちらちらと移動して見えた。

麻生平についたころは、西の空がまだ明るく、日の出山頂の東屋がシルエットでくっきり見え、左の稜線上の東雲山荘にはかすかに灯火が見えた。山荘は今夜から、日の出山山頂の御来光登山者による火災の警戒をのため、消防団の詰め所となる。

麻生平についたころは、西の空がまだ明るく、日の出山頂の東屋がシルエットでくっきり見え、左の稜線上の東雲山荘からかすかに灯火が見えた。今夜の山荘は、日の出山山頂の御来光で賑わう登山者による、火災や遭難の警戒のため、消防団の詰め所となる。

陽が沈んでしばらくたつが、空はまだ青い光が残り、都心には灯りが輝いていた。これからこの光景をベンチと共に一人占めに・・・

陽が沈んでしばらくたつが、空はまだ青い光が残り、都心には灯りが輝いていた。これからしばらくはこの光景をベンチと共に一人占めに・・・(パノラマ写真視野約160度)

時がたつにつれて空は暗く、地上の灯りが輝きを増してくる。明日の元旦の御来光は、中央よりやや右手から昇るはずだ。

時がたつにつれて空は暗く、地上の灯りが輝きを増してくる。明日の元旦の御来光は、中央よりやや右手から昇るはずだ。

空は急激に光を失い、山肌は闇にしずみ、都会の光は空を照らし始める。

空は急激に光を失い、山肌は闇にしずみ、都会の光は空を照らし始める。

中央やや右にスカイツリーがうっすらと見える。今日は曇り空だが 、晴れればはっきりと見えるはずだ。この場所はスカイツリーより160mほど高い。

中央やや右にスカイツリーがうっすらと見える。今日は曇り空だが 、晴れればはっきりと見えるはずだ。この場所はスカイツリーより160mほど高い。左の黒い森の中に赤い輪が見えるのが、西武園遊園地の観覧車。

やや左に見える東京タワーは、赤色照明のため霞を通して良く見える。ただし今日は大晦日のためで,普段は周囲の高層ビルの光に囲まれ見つけにくい。

やや左に見える東京タワーは、赤色照明のため霞を通して良く見える。ただし今日は大晦日のため目立つが,普段は周囲の高層ビルの光に囲まれ見つけにくい。

手前が日の出町で、中央付近のやや緑がかった明るい建物がイオンモール日の出店。遠望の左から右へ福生、羽村、立川、八王子峰目名を望む。

手前が日の出町で、中央付近のやや緑がかった明るい建物がイオンモール日の出店。遠望の左から右へ福生、羽村、立川、八王子方面を望む。曇り空ののため都心が霞んでいる。

明日の元旦を迎える準備もあり、一旦下山し、明日の未明に再登頂することにして麻生山を後にした。明日は改正ではないが、初日の出日和になりそうだ。

明日の元旦を迎える準備もあり、一旦下山し、明日の未明に再登頂することにして麻生山を後にした。明日は快晴ではないが、初日の出日和になりそうだ。時間があれば麓のつるつる温泉で朝風呂といきたいが、神社の元旦祭などで忙しい元旦になる。

眺望抜群になった麻生山

 長年の懸案であった、麻生山の景観皆伐が実現しました。
麻生山は、日の出町の大久野中学校の林務体験のための学校林として、昭和30年の初めまで在校生が授業の一環として植林や下草刈りをしており、育てた木材を校舎の建て替え時に使用したこともありました。

 これまでの山頂はは密生した針葉樹に囲まれ、北側のほんの一部しか見られませんでしたが、皆伐の結果、北北西から南南東の180度以上の大パノラマへと変身し、絶景ポイントの日の出山から東に張り出した尾根に位置するため、日の出山より広い範囲の眺望が得られるようになりました。

 12月25日に皆伐完了直後の麻生山に調査に行ってきましたが、伐採した後にはカエデや楢などの落葉樹の植林作業をしていました。

日の出町の観光パンフレットより転載。

日の出町の観光パンフレットより転載。

麻生林道最高点の麻生平は、伐採に並行して整備され、日の出山や梅野木とうげを望む、快適な休憩ポイントになった。

麻生林道最高点の麻生平は、伐採に並行して整備され、日の出山や梅野木峠を望む、快適な休憩ポイントになった。

白岩の滝への分岐と麻生山への分岐の麻生平には、伐採と植林の作業者が駐車していた。

白岩の滝への分岐と麻生山への分岐の麻生平には、伐採と植林の作業者が駐車していた。

麻生平から山頂への斜面には、伐採後に植えられるカエデやミズナラの苗がデポされていた。

麻生平から山頂への斜面には、伐採後に植えられるカエデやミズナラの苗がデポされていた。

山頂近くの尾根へ出ると、伐採作業中の看板が貼ってあった。

山頂近くの尾根へ出ると、伐採作業中の看板が貼ってあった。

山頂はひと月前に来た時とは全く異なり見違えるような明るい風景が広がっていた。

山頂はひと月前に来た時とは全く異なり、見違えるような明るい風景が広がっていた。

東側斜面は全て伐採され、都心方面が全て眺望できるようになった。

東側斜面は全て伐採され、都心方面が全て眺望できるようになった。

山頂からのパノラマ写真。写真の左右の角度は180度を超え、秩父から横浜港が視野に入る。

山頂からの大パノラマ写真。写真の左右の角度は180度を超えていて、秩父から横浜港が視野に入る。

中央にスカイツリー。左に西武球場と山口湖。右は新宿副都心のビル群。今日はうすぐもり、晴れればもっとはっきり見えるはずだ。

中央にスカイツリー。左に西武球場のドームと山口湖。右は新宿副都心のビル群。今日は曇り空で、晴れればもっとはっきり見えるはずだ。中央の横帯は横田基地の滑走路。さすがに広く、全ての機種の大型爆撃機が離着陸可能。

伐採後への植林作業。樹種はカエデやミズナラなどの昆虫が好む落葉樹。針葉樹以外の自然植生は残してある。

伐採後への植林作業。樹種はカエデやミズナラなどの昆虫が好む落葉樹。針葉樹以外の自然植生は残してある。

以前からある三つ葉つつじもたくさん残されており、日当たりが良くなったので花付きが良くなり、春が楽しみだ。

以前からある三つ葉つつじもたくさん残されており、日当たりが良くなったので花付きが良くなるはずで、春が楽しみだ。

南側の樹木は全てを切る皆伐ではなく、間引きする間伐が進んでいた。

南側の樹木は全てを切る皆伐ではなく、間引きする間伐が進んでいた。

森の中の日陰だった山頂を示すポールや看板も日向になり、すっかり山頂らしくなった。

森の中の日陰だった山頂を示すポールや看板も日向になり、すっかり山頂らしくなった。

植林してから数十年の間封印されていた眺望の、予想外のすばらしさに、新調のベンチにしばらく座り、景色を堪能した。一週間後の初日の出を見に登ることに決めて下山しました。

植林してから数十年の間封印されていた眺望の、予想外のすばらしさに見とれて新調のベンチに座り、しばらくの間景色を堪能したのち、一週間後の初日の出を見に登ることに決めて下山しました。

山林災害支援アドバイザーの訓練

 秋川消防署管内には消防車の入れない険しい山林が多く、山林火災や災害、遭難者救助の出動も少なくありません。それらに対する出動では、いかに早く目的地に到着するかが重要であり、山林火災では放水用の水場の確保などが重要となります。

 消防署員は地元出身者が少いことや、転勤などにより、地図にない山中の杣道などの把握が難しいことから、管轄内の山中に詳しい住民からのアドバイスが有効とされています。
 秋川消防署では管轄内の自治体ごとに「山林災害支援アドバイザー」を組織し、日の出町では平成27年4月から11名のボランティアが委嘱され、日の出山の会からは5名が委嘱されました。

 11月14日~15日にかけて、日の出山山中にて山林火災が発生したとの想定で、登山口に現地指令部を設置し、アドバイザーによる火元へのルートや水場の所在などの情報提供訓練を行いました。

 訓練終了後は山頂直下の東雲山荘へ登り、山荘に宿泊して訓練の反省や情報交換など、アドバイザーと消防署員の交流を行い、翌朝は山頂から周囲の地形の説明などを行い、訓練を終了しました。

山林火災発生現地は、日の出山東側斜面が想定され、不動沢と平井川の合流点の滝元に司令部が設置されました。当日は11名のアドバイザーの内、9名が参加しました。

山林火災発生現地は、日の出山東側斜面が想定され、不動沢と平井川の合流点の滝元に司令部が設置されました。当日は11名のアドバイザーの内、9名が参加しました。黄色地にオレンジ色の上着がアドバイザー。

訓練開始にあたり、所長より訓練の概要の説明を受ける。天候は霧雨でも、合羽を着る必要はなかった。

ほ訓練開始にあたり、所長より訓練の概要の説明を受ける。天候は霧雨でも、合羽を着るほどではなかった。

現地司令部と本署や消防ヘリなどとの通信機材が設置された車両の説明を受ける。GPSを備え、ヘリで撮影された映像を受像でき、空からの火元を確認できる。今日の訓練では、ヘリの出動は無かった。

現地司令部と本署や消防ヘリなどとの通信機材が設置された車両の説明を受ける。GPSを備え、ヘリで撮影された映像を受像でき、空からの火元を確認できる。今日の訓練では、ヘリの出動は無かった。

模擬指令所が設置され、隊員より訓練の具体的内容の説明を受ける。

模擬指令所が設置され、隊員より訓練の具体的内容の説明を受ける。

司令では付近の地形図やコンパスなどで火元の方位を確認し、どのルートを辿れば火元への迅速な到着と、消火用水のポンプアップができるか協議する。この時点がアドバイザーの出番だ。

司令では付近の地形図やコンパスなどで火元の方位を確認し、どのルートを辿れば火元への迅速な到着と、消火用水のポンプアップができるか協議する。この時点がアドバイザーの出番だ。

澤などの水利から山腹へ圧送するときの分岐栓等、実際に山林火災に使われる機材の説明を受ける。

澤などの水利から山腹へ圧送するときの分岐栓等、実際に山林火災に使われる機材の説明を受ける。

無事に訓練が終わり署長から講評を受ける。林道はどこまで車が入れるか、どのルートが水利上有利か、火元を見つけやすい視界の利くコースはどれかなど、的確なアドバイスがあったとの講評であった。

無事に訓練が終わり署長から講評を受ける。林道はどこまで車が入れるか、どのルートが水利上有利か、火元を見つけやすい視界の利くコースはどれかなど、的確なアドバイスがあったとの講評であった。

麓での訓練を終え、日の出山山頂直下の東雲山荘に会場を移し、濡れた制服を私服に着替え、日の出町安心安全課課長の挨拶で、反省会と交流会を開始した。

麓での訓練を終え、日の出山山頂直下の東雲山荘に会場を移し、濡れた制服を私服に着替え、日の出町安心安全課課長の挨拶で、反省会と交流会を開始した。

交流会は訓練と雨の中の登頂で冷えた体を、薪ストーブとビル手温め、自己紹介からスタートした。

交流会は訓練と雨の中の登頂で冷えた体を、薪ストーブとビールで温め、自己紹介からスタートした。

翌朝は雨も上がり、東雲山荘のベランダから見る景色は、雲海の白と紅葉のコントラストが素晴らしい夜明けでした。

翌朝は雨も上がり、東雲山荘のベランダから見る景色は、雲海の白と紅葉のコントラストが素晴らしい夜明けでした。

御来光の絶景ポイントの日の出山山頂も、日の出の時間には霧に包まれていましたが、下山時間にはきりもはれ、山頂のジオラマを見ながら日の出山系の説明などしました。

御来光の絶景ポイントの日の出山山頂も、日の出の時間には霧に包まれていましたが、下山時間にはきりもはれ、山頂のジオラマを見ながら日の出山系の説明などしました。

霧が残る日の出山山系は、晴れた日と一味違う幽玄な山容を見せたくれました。

霧が残る日の出山山系は、晴れた日と一味違う幽玄な山容を見せたくれました。

一泊研修で消防署員とアドバイザーとの交流を深め、山荘前での解散式により,現地解散としました。

一泊研修で消防署員とアドバイザーとの交流を深め、山荘前での解散式により,現地解散としました。

麻生山山頂景観皆伐の調査登山

 麻生山の山頂は針葉樹林で覆われていて見晴らしがきかず、ハイカーは巻道を巻いて通過しています。山頂の東側斜面の樹木を伐採することで、横浜方面から都心全域や上州方面までの景観が確保できることから、山頂付近の皆伐(全て伐採)が決まり、9月28日に、山主さんの案内で関係者と現地の下見をした。

登頂のルートは、前回標高表示杭を設置した、タルクボ林道から麻生の尾根を辿るコースを、再確認しながら辿る行程とした。前回の「タルクボ林道から麻生山直登尾根コース調査行」のページと併せてご覧ください。

タルクボ林道の入り口ゲートは、新しくステンレス製のポールや鎖に替えられた。林道は一般車は通行禁止だが、今回は林務関係者同行により、4厘駆動車で入山した。

タルクボ林道の入り口ゲートは、新しくステンレス製のポールや鎖に替えられた。林道は一般車は通行禁止だが、今回は林務関係者同行により、4厘駆動車で入山した。

麻生尾根への取り付き点で大岩を見上げる山主さん、林務関係者、ボルダラー(ボルダリング、フリークライムの一種)。

麻生尾根への取り付き点で大岩を見上げる山主さん、林務関係者、ボルダラー(ボルダリング、フリークライムの一種)。

見上げる大岩の周辺は草が刈り取られ、8月初めの入山時より整備されていた。

見上げる大岩の周辺は草が刈り取られ、8月初めの入山時より整備されていた。

尾根への取り付き点の梯子へ向かう。この梯子はあくまでも植林作業のための作業用であり、安全策はしていない。その上の道も林務者の踏み跡程度で道標などは無い。整備されるまでは、この付近に詳しい熟達者以外は入山禁止だ。

尾根への取り付き点の梯子へ向かう。この梯子はあくまでも植林作業のための作業用であり、安全策はしていない。その上の道も林務者の踏み跡程度で道標などは無い。整備されるまでは、この付近に詳しい熟達者以外は入山禁止だ。

大岩の右をヘツリながら回り込むと、尾根に出る。林道からここまでの標高差は50mほど。

大岩の右をヘツリながら回り込むと、尾根に出る。林道からここまでの標高差は50mほど。

東電新秩父線19号鉄塔下。前回調査時より雲が多く、視界がきかなかった。

東電新秩父線19号鉄塔下。前回調査時より雲が多く、視界がきかなかった。

鉄塔近辺はブッシュが多くて、見通しがきかず迷いやすい。東電の黄色のポールで、20号鉄塔へのルートを行く。

鉄塔近辺はブッシュが多くて、見通しがきかず迷いやすい。東電の黄色のポールで、20号鉄塔へのルートを行く。

現在の麻生山山頂794mは、針葉樹に包まれ、北西のごく一部以外は、視界がきかない。

麻生山山頂794mは、針葉樹に包まれ、北西のごく一部以外は、視界がきかない。

伐採する樹木や境界には、すでに目印のテープが巻かれている。

伐採する樹木や境界には、すでに目印のテープが巻かれている。

現在の山頂は、針葉樹林に囲まれ、北西のごく一部を除いて見晴らしがきかない。(パノラマ写真180度)

これは約180度のパノラマ写真だが、この部分を伐採することで、上州方面から都心を経て横浜までの、大パノラマの景観が得られる。

本日の調査行参加者。

本日の調査行参加者。ボルダラー、山主さん、林務者、日の出山の会ブロガー。

下山は数年前に皆伐した東斜面から麻生林道に出て、テル窪の沢沿いにタルクボ林道へと戻る。写真の右半分が皆伐され、左半分が枝打ちと間伐が行われる予定。

下山は数年前に皆伐した東斜面から麻生林道に出て、タルクボの沢沿いにタルクボ林道へと戻る。写真の右半分が皆伐されて楢や楓が植林され、左半分が枝打ちと間伐が行われる予定。

タルクボ林道から麻生山直登尾根コース調査行

 日の出山登山コースの一つに白岩の滝経由のコースがあり、途中で一度タルクボ林道へ出てすぐに沢沿いの道に入り、麻生平から麻生山直下を巻いて日の出山へと辿っている。

 タルクボ林道から沢沿いの道に入らずに林道を進むと、林道終点手前の大岩の下に作業用の梯子がかかっている。その梯子を登り尾根伝いに、東電新秩父線19号鉄塔を通過して麻生山へ辿る道もあったが、遊歩道ができたため廃道となっている。今は山林作業用の踏み跡程度で道標がなく、熟達者以外の入山は危険だ。

 日の出山の会では廃道調査のため、8月5日に白岩の滝を経由せずに、タルクボ林道を辿って標高表示の杭を設置しながら調査してきた。

赤線がGPS軌跡図で、右側が白岩の滝バス停。白岩の滝への途中を右へタルクボ林道を辿り、麻生山の直登尾根にとりついた。

朱線がGPS軌跡図で、右側が白岩の滝バス停。白岩の滝への途中を右へタルクボ林道を辿り、中央下の麻生山尾根にとりついた。

白岩の滝バス停から滝への道の途中に有る林道タルクボ線は、白岩の滝を迂回して上部へ出るため、ハイカーには利用されていない。

白岩の滝バス停から滝への道の途中に有る林道タルクボ線は、白岩の滝を迂回して上部へ出るため、ハイカーには利用されていない。

林道はあくまでも林業のための作業道であり、一般道の安全対策はなされていない。一般車両の進入は禁止されているが、歩行は自己責任で通行可能だ。

林道はあくまでも林業のための作業道であり、一般道の安全対策はなされていない。一般車両の進入は禁止されているが、歩行は自己責任で通行可能だ。

この近辺の林道配置図。中段下の19番がタルクボ林道。

この近辺の林道配置図。中段下の19番がタルクボ林道。古い看板なので、現状より表記が少ない。

路面は比較的良好な非舗装道で、ところどころで視界が開ける。

路面は比較的良好な非舗装道で、ところどころで視界が開ける。

林道の途中から白岩山の崩落現場が見える(右と左の2か所)。白岩の滝登山口の左に閉鎖されたトンネルがあり、このトンネルから砕石を掘り出していたが、崩落事故で閉鎖された。

林道の途中から白岩山の崩落現場が見える(右と左の2か所)。白岩の滝登山口の左に閉鎖されたトンネルがあり、このトンネルから砕石を掘り出していたが、崩落事故で閉鎖された。

林道終点手前の右上に大岩がせり出しているのが見える。ここが麻生山の尾根の東端になる。

林道終点手前の右上に大岩がせり出しているのが見える。ここが麻生山の尾根の東端になる。

 

大岩の下に作業用の梯子がかかっていて、標高500mの標識がある。ここが麻生山への尾根のとりつきだが、道標は無く、踏み跡程度の道のため、熟達者以外は入山禁止だ。

大岩の下に作業用の梯子がかかっていて、標高500mの標識がある。ここが麻生山への尾根のとりつきだが、道標は無く、踏み跡程度の道のため、熟達者以外は入山禁止だ。

梯子の上は狭い棚状になっていて大岩が迫っている。大岩に沿って右に回り込み、踏み跡を辿り尾根に向かって登る。尾根に出るまで分かりにくい踏み跡で、要注意だ。

梯子の上は狭い棚状になっていて大岩が迫っている。大岩に沿って右に回り込み、踏み跡を辿り尾根に向かって登る。尾根に出るまで分かりにくい踏み跡で、要注意だ。

尾根に出る手前に標高550mの標識がある。梯子の下が標高500mだからかなりの急登だ。

尾根に出る手前に標高550mの標識がある。梯子の下が標高500mだからかなりの急登だ。

しばらくは足場の悪い岩場の尾根道が続く。踏み跡がたくさんあるので、尾根を外さぬよう、要注意。

しばらくは足場の悪い岩場の尾根道が続く。踏み跡がたくさんあるので、尾根を外さぬよう、要注意。

大岩を越えたところで尾根の反対側が見え、タルクボ林道の終点が見える。

大岩を越えたところで尾根の反対側が見え、タルクボ林道の終点が見える。

しばらくは岩尾根が続くが、この辺の踏み跡は比較的しっかりしている。

しばらくは岩尾根が続くが、この辺の踏み跡は比較的しっかりしている。

標高600m地点だ。この辺りは落葉樹も多く尾根は明るい。今度は葉が落ちた冬に来てみたい。

標高600m地点だ。この辺りは落葉樹も多く尾根は明るい。今度は葉が落ちた冬に来てみたい。杭の近くに有るのは、ガーミンのGPSと杭打ち用の木槌だ。

標高650m近辺は幅の広い尾根筋だ。踏み跡を外さぬよう慎重に進む。

標高650m近辺は幅の広い尾根筋だ。踏み跡を外さぬよう慎重に進む。

藪状の中の踏み跡をたどると藪の隙間から鉄塔が見える。鉄塔へ向かって踏み跡を選び進む。

藪状の中の踏み跡をたどると藪の隙間から新秩父線19号鉄塔が見える。鉄塔へ向かって踏み跡を選び進む。

コース脇の鉄塔の下へ寄り道すると五日市方面の司会が開ける。この日はやや霞がかかっていた。

コース脇の秩父線19号鉄塔の下へ寄り道すると、金毘羅尾根や五日市方面の視界が開ける。この日はやや霞がかかっていた。

19号鉄塔からは、麻生山手前の金毘羅尾根分岐まで、東電の送電線鉄塔の作業道を、20号鉄塔へ向けて進む。

19号鉄塔からは、麻生山手前の金毘羅尾根分岐まで、東電の送電線鉄塔の作業道を、20号鉄塔方向へ向けて進む。

標高700m地点に来るとね一般登山道の金毘羅尾根への分岐が近い。

標高700m地点に来ると、一般登山道の金毘羅尾根への分岐が近い。

標高700m標識を過ぎるとすぐに金毘羅尾根から麻生山への一般ルートに出る。左へ下ると金毘羅尾根経由五日市。直進して登ると一般道で麻生山山頂だ。

標高700m標識を過ぎるとすぐに金毘羅尾根から麻生山への一般ルートに出る。左へ下ると金毘羅尾根経由五日市。直進して登ると一般道で麻生山山頂だ。

金毘羅尾根への分岐からしばらく上ると、75mの標識に出る。この辺りは登山者も多く、踏み跡はしっかりしている。

金毘羅尾根への分岐からしばらく上ると、750mの標識に出る。この辺りは登山者も多く、踏み跡はしっかりしている。

麻生山の山頂は細長い釣尾根状になっており、昔は麓の大久野中学校の学校林(実習林)であった。

麻生山の山頂は細長い釣尾根状になっており、昔は麓の大久野中学校の学校林(実習林)であった。

山頂は794mで現在は眺望がきかないが、平成27年中には山頂の皆伐が決まっている。

山頂は794mで現在は眺望がきかないが、平成27年中には山頂の皆伐が決まっており、皆伐が済めば日の出山に負けない大パノラマが出現する。

目的のミッション終了。人気のない山頂で甘い秋留台トウモロコシを頬張り一休み。

目的のミッション終了。人気のない山頂で甘い秋留台トウモロコシを頬張り一休み。

麻生山からの下りは、日の出山山頂(右)や東雲山荘(左の樹間)が見える麻生平に下り、タルクボ沢添いにタルクボ林道へと戻りました。

麻生山からの下りは、日の出山山頂(右)や東雲山荘(左の樹間)が見える麻生平に下り、タルクボ沢添いにタルクボ林道へと戻り、廃道調査と標高杭設置を完了した。

 

日の出町観光まちづくり事業審査会の報告

  6月23日13時45分より、日の出町役場第二会議室で応募団体へのヒアリングが行われました。

 26年度の応募団体は日の出山の会と、 大久野を明るくする会(大久野イルミネーション事業) 日の出町探検倶楽部(日の出町の魅力シェアリング事業) NPO法人花咲村(体験型観光ふれあい農園事業) 日本和紙造形研究所(楮プロジェクト事業) の計5団体ででした。

プレゼンは越沼会長と星野が担当し、傍聴兼応援団に竹田氏、小林氏、田中さん、羽染氏が参加、 他の団体より多い応援団に支えられ、ヒアリングを終了しました。
ヒアリング終了後、人払いをした会議室で、審査員による審査が行われ、 予算300万円に対し、5団体合計4.019.000円の申請額でした。
さて???
結果発表がありましたらお知らせします。               日の出山から丹沢大山 DSC_3949トリム

初めまして、日の出山の会です

 ホームページ管理人の星野です。 日の出山の会は、発足して三年目を迎えたまだ若いグループです。 但し構成メンバーの平均年齢は若いとは言えないかも?。でも、心は若さと遊び心でいっぱいです。

平成26年度のスタートと共にホームページもスタート致しました。 内容はまだ未完成ですが、順次、充実させていきますのでよろしくお願いいたします。
  下の写真は、日の出山の会のメンバーの一部で、 舞台左隅は日の出山の会のシンボル、日の出山頂「幸せの鐘」です。 日の出山の会のホームページ共々、よろしくお願いいたします。
下のバーの  ▶  をクリックすると、日の出山の会のイメージソング「ひのでのタケちゃん」と「日の出山幸せの鐘」の歌が聞けます。

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