日の出町の大久野に、ユニークな自然保育を実践する「大久野幼児園」森の教室があり、年中・年長組は昼寝をせず、天候にかかわらず一日中森の中の園庭で遊び、学んでいます。
毎週金曜日は「お山の日」として、朝からお弁当や雨具をリュックに詰めて山や川に出かけていて、日の出山の会の会員もボランティアで付き添っています。
毎年3月になると卒園児は保護者同伴で、日の出町で一番高い日の出山(902m)に登りますが、今年は都合により五日市の金毘羅山に変更になりましたので、卒園後に日の出登山を体験したいと、日の出山の会にガイドを依頼されました。
卒園登山ではつるつる温泉から直接日の出山へ登る短いコースですが、小学生になったのでちょっと大人のコースとして、白岩の滝から麻生山を経て日の出山への、変化に富んだコースとしました。
上図は国土地理院の地形図に、当日のGPS軌跡データを落とし込んだもの。地図右下の肝要の里をスタートし、白岩の滝下まで車で移動。白岩の滝から麻生山の山頂を辿り日の出山へ。下山は尾根道のあご掛け岩コースを不動沢の出会いへ下り、車で肝要の里へ移動し解散。
肝要の里、賑わい広場のモニュメントに登る卒園生とそのきょうだい、保護者達。日の出山の会のガイドで出発します。
白岩の滝登山口に有るトイレは、山のトイレとしてはわりときれいで、これから山に入る人にとっては、とてもありがたい。大切に使おう。
トイレを過ぎればすぐに山道に入る。沢沿いの道は日陰で夏でも涼しい登山ができる。
白岩の滝の最初の滝の展望台。この右手に雨乞いの滝がある。昔、日照りが続くと、この川の下流の平井村から、むしろ旗を掲げて雨乞いに来て、桶に水を汲み天秤で担いで持ち帰り、畑にまくと雨を呼んだそうです。
クリタ工業が桜やモミジなどを植えた四季彩の森のベンチで休憩。もう少しで森林から抜けて、明るい尾根道に飛び出します。
タルクボ林道を横切り、白岩の滝の源泉を過ぎると、麻生山林道へ飛び出す。視界は一気に開け、目指す日の出山の山頂や梅野木峠、高峰山、三室山が見渡せる。
森の教室の子供は元気。水分補給をするとすぐに崖登りが始まり、疲れ知らずだ。
我が子のためなら母はつよし!・・全ルートを踏破しました。
伐採が終わった斜面を麻生山へ向かいます。
伐採の終わった斜面は日当たりが良く、様々な花が咲き、蝶が舞っていました。
最初のピーク麻生山に到着。
最初のピーク麻生山では、山名と標高を示す杭をみんなで打ち込みました。
みんな元気で日の出山の山頂に到着です。
みんなで鐘をついて、幸せを願いました。
山頂に設置した幸せの鐘の前で記念撮影。小学生生活が幸せでありますように。
頂上直下の東雲山荘の見学。夏休みにお泊り会ができたらいいね。
下山は改修されたばかりの、丸太の階段をつるつる温泉に向けて下山しました。
全員けがもなく、元気に出発点の肝要の里に戻ってきました。時間がオーバーすれば、麻生山はパスと考えていましたが、予定のコースを全て踏破し、想定内の時間で帰着しました。さすがは森の教室の親子です。
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