日の出三山は日の出町を代表する日の出山、麻生山、勝峰山で、その名の通り都心のビル群の向こうから昇る日の出を、東側に180度以上開けた山頂から展望することができます。
主峰の日の出山(902m)の初日の出は特に有名で、毎年の元旦の山頂はご来光を迎える1000人以上の登山者で溢れます。
麻生山(あそうやま)(794m)は昨年末に山頂が景観皆伐され、東側の展望が180度以上に開けたため、日の出山に負けないご来光ポイントになっていて、静寂の中でご来光を堪能できます。
勝峰山はH28年の4月に林道が開通したので、車で山頂直下まで登れます。但し林務作業道の規格で作られていますので、一般道と異なり安全対策が不十分ですから自己責任の元で林道走行の規則を守って徐行運転してください。
林道走行に慣れない人は、林道入り口の空き地に駐車してして歩いても、20分ほどで第一展望台につきます。ご来光を迎えるには東側が開けた、第一展望台が最適です。
勝峰山(かつぼうやま)は平将門伝説や昔話などが豊富に残る里山で、産地用の散策路には解説看板が設置されています。これらについてはハイキングのページの、楽々登れる勝峰山をご覧ください。
日の出山から見るご来光は都心のビル群から登ります。なおこの写真は11月のため元旦はもう少し右から登ります。夜明け前に山頂に上れば、都心の夜景も絶景です。
日の出山での元旦の御来光は、御岳神社を参拝した登山者が、展望の良い日の出山でご来光を迎えるため、毎年1000以上の登山者で溢れます。麓のつるつる温泉へ下り温泉とお屠蘇で暖まれば、玄関前から五日市駅まで名物の機関車バスが出ていることも人気の要因です。
麻生山は27年の12月に景観皆伐が済み、東向きに180以上の展望が開けたため、日の出山と遜色ない御来光の展望台になりました。この山も麻生山林道を下れば、つるつる温泉へ下山できます。
麻生山は展望の利かない山として知られていたため、28年元旦の御来光登山者は5名で、静寂の中で初日の出を迎えることができました。
勝峰山で迎えるご来光は都心へ10キロほど近づいているため、都心のビル群なども近づいて見えます。標高が低いの手他の2山より楽に登ることができます。
夜が明ければ、スカイツリーや新宿副都心の都庁舎や横浜方面まで展望することができます。また、勝峰山は伝説の豊富な山としても知られていて、登山口にはつるつる温泉行のバス停もあり、幸せの鐘のお酒を売る箕輪酒店もあります。