日の出山の会

秩父多摩甲斐国立公園の東端、日の出山の自然を舞台に活動するクリエイター集団

〒190-0181 東京都西多摩群日の出町大久野

ビューポイント

日の出三山麻生山の初日の出

日の出三山の麻生山(あそうやま)は、山頂の展望が開けて2回目の元旦を迎えました。

 昨年の元旦の麻生山山頂は、まだ展望が開けて10日ほどしかたっていなかったため、登頂者は5名でしたが、ホームページなどで紹介したためか、今年は21名の登頂者が初日の出を迎えていました。

 また、多くの人が三脚を据えての撮影をしており、「日の出山は人が多くて三脚を据えられないのでこっちへ来た」と言う人も居ました。
 山頂は東に向けて幅広くスペースがあるため、三脚の設置も自由で、カメラマニアにとってはこれから人気が出るのではないでしょうか。
 日の出山と同様に、麻生山林道を下れば、直接につるつる温泉へ着くので温泉と飲食も楽しめ、玄関先からおとそ気分でバスに乗り、歩かずに五日市駅へ着きます。

地表から数十メートルは霞がかかっていて、その向こうの低い位置に雲があるが、上空は晴れているので、薄雲のフィルター効果による真紅のきれいな日の出が期待できた。

日の出予定時刻の6時50分を5分ほど過ぎたころ、雲の上端が輝きはじめ、光芒がオレンジ色のグラディーションを描き始めました。

6時57分、日の出三山麻生山に新年の夜明けが、オレンジ色の光芒と共に訪れました。

新年の太陽はオレンジ色の強烈な光を放ち、麻生山の山頂は朝日に包まれ、ほほにはかすかな温かみを感じました。

横浜から上州方面への、180度を超す視界の空間を、天とに地に染め分けた2017年の初日の出。

昨年の山頂は5人の登山者でしたが、今年は21人に増え、多くの人が三脚を据えて撮影していました。日の出三山のご来光スポットとして知れてきたようです。

日が昇ると地表の気温が上がり、一時的にもやが濃くなり、ビル群が霞みに包まれるが、時間と共に霞が消えて、東京湾に陽射しが反射し、キラキラと輝きだす。

筑波山も棚引く霞の上に、端麗な裾を引いて現れた。

元旦の朝は忙しい。10時からの白山神社元旦祭に間に合うよう、急いで撮影機材をたたみ、オレンジ色の光に包まれた山頂を後にした。

日の出三山はご来光のビューポイント

 日の出三山は日の出町を代表する日の出山、麻生山、勝峰山で、その名の通り都心のビル群の向こうから昇る日の出を、東側に180度以上開けた山頂から展望することができます。

 主峰の日の出山(902m)の初日の出は特に有名で、毎年の元旦の山頂はご来光を迎える1000人以上の登山者で溢れます。

 麻生山(あそうやま)(794m)は昨年末に山頂が景観皆伐され、東側の展望が180度以上に開けたため、日の出山に負けないご来光ポイントになっていて、静寂の中でご来光を堪能できます。

 勝峰山はH28年の4月に林道が開通したので、車で山頂直下まで登れます。但し林務作業道の規格で作られていますので、一般道と異なり安全対策が不十分ですから自己責任の元で林道走行の規則を守って徐行運転してください。
 林道走行に慣れない人は、林道入り口の空き地に駐車してして歩いても、20分ほどで第一展望台につきます。来光を迎えるには東側が開けた、第一展望台が最適です。

 勝峰山(かつぼうやま)は平将門伝説や昔話などが豊富に残る里山で、産地用の散策路には解説看板が設置されています。これらについてはハイキングのページの、楽々登れる勝峰山をご覧ください。

日の出山から見るご来光は都心のビル群から登ります。なおこの写真は11月のため元旦はもう少し右から登ります。夜明け前に山頂に上れば、都心の夜景も絶景です。

日の出山での元旦の御来光は、御岳神社を参拝した登山者が、展望の良い日の出山でご来光を迎えるため、毎年1000以上の登山者で溢れます。麓のつるつる温泉へ下り温泉とお屠蘇で暖まれば、玄関前から五日市駅まで名物の機関車バスが出ていることも人気の要因です。

麻生山は27年の12月に景観皆伐が済み、東向きに180以上の展望が開けたため、日の出山と遜色ない御来光の展望台になりました。この山も麻生山林道を下れば、つるつる温泉へ下山できます。

麻生山は展望の利かない山として知られていたため、28年元旦の御来光登山者は5名で、静寂の中で初日の出を迎えることができました。

勝峰山で迎えるご来光は都心へ10キロほど近づいているため、都心のビル群なども近づいて見えます。標高が低いの手他の2山より楽に登ることができます。

夜が明ければ、スカイツリーや新宿副都心の都庁舎や横浜方面まで展望することができます。また、勝峰山は伝説の豊富な山としても知られていて、登山口にはつるつる温泉行のバス停もあり、幸せの鐘のお酒を売る箕輪酒店もあります。

  

日の出山から江ノ島の花火を撮影

 関東平野を一望する日の出山は、元旦の初日の出を迎える絶好の山として1000人を超える登山者で溢れますが、晴れた日は遠く相模湾に浮かぶ江ノ島を見ることができます。

 7月~8月にかけて山頂から東京を中心に埼玉、千葉、神奈川県の各地の花火大会が見えますが、江の島の花火大会はなぜか秋たけなわの10月に行われます。

 今年は10月15日土曜日の午後6時から打ち上げられましたので山頂からの撮影にチャレンジしてきました。山頂から江ノ島まで直線でほぼ60Kmで、暗闇のため島影は撮れませんが花火の撮影は成功しました。

「昼間の江の島」 晴れた日は日の出山の山頂から、直線距離で60Km超離れた江の島を見ることができます。午前中は太陽の角度により海面が光り、島影がシルエットでくっきりと見えます。

「昼間の江の島」
晴れた日は日の出山の山頂から、直線距離で60Km超離れた江の島を見ることができます。午前中は太陽の角度により海面が光り、島影がシルエットでくっきりと見えます。

この日は栗名月の十五夜で、まだ残照の残る空に満月が輝き始めました。

この日は栗名月の十五夜で、まだ残照の残る空の東屋の上に満月が登り、都心のビルにぽつぽつと灯りがつき始めました。

江の島の花火大会開始の6時近くになると、残照は消えて満月と都心の灯りが輝き始めます。

江の島の花火大会開始の6時近くになると、残照は消えて満月と都心の灯りが輝き始めます。

江の島の花火大会の始まりです。ここから60Km超の距離です。

江の島の花火大会の始まりです。ここから60Km超の距離です。

花火の手前の山の形と、一枚目の写真の山の形を照らし合わせると、江の島の花火だとわかります。

花火の手前の山の形と、一枚目の写真の山の形を照らし合わせると、江の島の花火だとわかります。

江の島の片瀬海岸の2か所で打ち上げられるそうです。当日の山小屋(東雲山荘)宿泊客に地元の人が居て4尺玉も上がると言っていました。

江の島の片瀬海岸の2か所で打ち上げられるそうです。当日の山小屋(東雲山荘)宿泊客に地元の人が居て4尺玉も上がると言っていました。

終了間近に上がった数発の大きな花火が4尺玉だったようです。4尺玉と言えば直径120Cm超だからすごい!

終了間近に上がった数発の大きな花火が4尺玉だったようです。4尺玉と言えば直径120Cm超だからすごい!

撮影終了後に、山頂直下の東雲山荘の管理人室へお邪魔してきました。ベランダにはお月見のススキやお団子、お酒が飾られ、曇り空の場合の用心に満月の写真が飾られていました。

撮影終了後に、山頂直下の東雲山荘の管理人室へお邪魔してきました。ベランダにはお月見のススキやお団子などが饌えられ、曇り空の場合の用心に満月の写真が飾られていました。

日の出三山は花火の展望台

 日の出三山とは日の出町の標高902mの日の出山、794mの麻生山、454mの勝峰山の三山を示し、日の出町の関東平野を見晴らす展望の山としての総称です。
 この「日の出三山」は東に向かって眺望が開けているため、その名の通り日の出を迎える格好の展望台として人気があり、元旦の初日の出を迎える大勢の人で賑わいます。
 それと同時に関東平野の夜景も素晴らしく、7月から10月にかけて東京、千葉、埼玉、神奈川の花火大会の展望台としても一部のマニアに知られています。
 花火を鑑賞するには、登りは明るいうちに登頂できますが、下山は深夜になるため、山慣れた人のみの特権として静かな山頂に、遠く響く意外に大きな花火の音と共に、幽玄な世界に浸ることができます。

日の出三山・日の出山からの花火(7月最終土曜日)

この日は昼過ぎまでにわか雨がぱらつき、眺望はだめとあきらめていましたが、雲が切れてきたのでダメもとで花火撮影を決行。山頂では夕焼け雲がきれいでした。

日の出三山の最高峰、日の出山(902m)のふもとは昼過ぎまでにわか雨がぱらつき、眺望はだめとあきらめていましたが、雲が切れてきたのでダメもとで花火撮影を決行。山頂では夕焼け雲がきれいでした。

山頂から真西の御岳神社(左端)と右へ連なる宿坊に灯が灯り始めました。

山頂から真西の御岳神社(左端)と右へ連なる宿坊に灯が灯り始めました。右端の灯りが御岳ケーブル駅。

稜線からわずかに顔を出す富士山の山頂にも灯が灯りました。西の空はよく晴れていましたが、さて・・・・。

高岩山の稜線からわずかに顔を出す富士山の山頂にも灯が灯りました。西の空はよく晴れていましたが、さて東は・・・・。

東の空はひるまの雨模様にしては期待以上の眺望でしたが、霞がかかり、目的のスカイツリーと隅田川の花火のコラボレーション写真は無理のようです。

東の空は昼間の雨模様にしては期待以上の眺望でしたが、霞がかかり、目的のスカイツリーと隅田川の花火のコラボレーション写真は無理のようです。

先ずは立川の昭和記念公園の花火が始まりました。さすがに大きく見え、音もはっきりと聞こえてきます。

先ずは立川の昭和記念公園の花火が始まりました。さすがに大きく見え、音もはっきりと聞こえてきます。

右下の日の出夏祭りの花火も始まりました。都心のビルの灯りも霞んていて、隅田川の花火とスカイツリーのコラボ写真は無理のため、立川と日の出の花火のコラボ写真に集中しました。

右下の日の出町夏祭りの花火も始まりました。都心のビルの灯りも霞んていて、隅田川の花火とスカイツリーのコラボ写真は無理のため、立川と日の出の花火のコラボ写真に集中しました。

日の出夏祭りの盆踊りも終わり、スターマインのにぎやかな花火をフィナーレにして静寂へと戻りました。

日の出夏祭りの盆踊りも終わり、スターマインのにぎやかな花火をフィナーレにして静寂へと戻りました。

日の出三山・麻生山からの花火(7月最終土曜日)

日の出三山の麻生山(794m)は昨年の12月に景観皆伐を行い、埼玉から横浜までの180度以上の視界が得られるようになりましたので、元旦の御来光撮影に続いて夏の夜景と花火の撮影に行きました。熊野目撃情報がある中、林道で大きな動物が横切ったのでさては動画思いましたが、草むらからカモシカがこちらを見ていました。春にも近くでカモシカに遭遇しました。

日の出三山の麻生山(794m)は昨年の12月に景観皆伐を行い、埼玉から横浜までの180度以上の視界が得られるようになりましたので、元旦の御来光撮影に続いて夏の夜景と花火の撮影に行きました。熊の目撃情報がある中、林道で暗闇の中を大きな動物が横切ったので、さては熊かと身構えましたが、草むらからカモシカがこちらを見ていました。5月にも近くでカモシカに遭遇しました。熊はまだ見ていません。

昨年狙った隅田川の花火とスカイツリーのコラボ写真を今年は麻生山の山頂から狙ってみた。昨年の日の出山よりは霞が少なく、都心の光も青く輝いていましたが、スカイツリーは光が弱くまたもや空振りとなりました。立川の昭和記念公園と日の出町夏祭りの花火は、霞が少なく鮮やかな色をしていました。

昨年狙った隅田川の花火とスカイツリーのコラボ写真を、今年は麻生山の山頂から狙ってみました。昨年の日の出山よりは霞が少なく、都心の光も青く輝いていましたが、スカイツリーは光が弱く、またもや空振りとなりました。立川の昭和記念公園と日の出町夏祭りの花火は、霞が少なく鮮やかな色をしていました。

左の隅田川の花火に比べて、スカイツリーの照明ははるかに弱いためと霞のためスカイツリーが映りませんが、左の隅田川の花火のすぐ右にスカイツリーがあります。右側の花火は昭和記念公園の花火です。

左の隅田川の花火に比べて、スカイツリーの照明ははるかに暗いのと、霞のためスカイツリーが映りませんでしたが、左の隅田川の花火のすぐ右にスカイツリーがあります。右側の花火は昭和記念公園の花火です。

隅田川の花火は、直線距離で50キロほど離れているが、規模が大きくここからもはっきり見える。スカイツリーが見えれば花火との高さ比べができて、面白いだろう。来年もチャレンジしたい

隅田川の花火は、直線距離で50キロほど離れていますが、規模が大きくここからもはっきり見えます。スカイツリーが見えれば花火との高さ比べができて、面白いだろうと思い、来年もチャレンジしたい。

夜も更けて花火も終わり、気温が下がり始めると次第に霞も薄まり、スカイツリーが見え始めた。スカイツリーは淡い照明のため、夏場の撮影は難しい。クマが出没する麻生山林道を一人で下山中に、大型動物が前を横切った。クマではなくカモシカが草むらからこちらを見ていた。カメラを用意しているうちに、姿を消した。この山でカモシカとの遭遇は2度目だ。クマとはまだ無い。

夜も更けて花火も終わり、気温が下がり始めると次第に霞も薄くなり、スカイツリーが見え始めました。スカイツリーは淡い照明のため、湿度の高い夏場の撮影は難しい。クマの目撃情報がある麻生山林道を一人で下山中に、大型動物が前を横切ったのでドッキリ。クマではなくカモシカが草むらからこちらを見ていました。カメラを用意しているうちに、姿を消しました。この山でカモシカとの遭遇は2度目です。クマとはまだ無い。

日の出三山・勝峰山からの花火(8月第1土曜日)

日の出三山勝峰山(かつぼうやま454m)標高が低いので、他の2山とは違った俯瞰角度の眺望が得られます。また林道が開通したため手軽に登れるのでカメラマンも多く集まり、今年は日の出山や麻生山のように一人占めの贅沢はできませんでした。

日の出三山勝峰山(かつぼうやま454m)標高が低いので、他の2山とは違った俯瞰角度の眺望が得られます。また林道が開通したため手軽に登れるのでカメラマンも多く集まり、ここでは日の出山や麻生山のように、一人占めの贅沢はできませんでした。

今日8月第一土曜日は花火大会のラッシュで江戸川、板橋、昭島、青梅など、大小10か所以上の花火大会が見られる。近くの青梅の花火をとる人が多かったが、私はまた江戸川の花火とスカイツリーのコラボを狙った。

今日8月第一土曜日は花火大会のラッシュで、江戸川、板橋、昭島、青梅など、大小10か所以上の花火大会が見られ比です。この画面だけでも6か所の花火が写っています。尾根の向こうの青梅の花火を撮る人が多かったが、私はまた江戸川の花火とスカイツリーのコラボを狙ってみました。

今回は750mmの超望遠レンズを用意し江戸川花火とスカイツリーを狙ったが、花火はアップでとらえたが、スカイツリーはまた霞んで見えなかった。右から昭島、江戸川、板橋の花火です。

今回は750mmの超望遠レンズを用意して、江戸川花火とスカイツリーを狙いましたが、花火はアップでとらえられましたが、スカイツリーはまた霞んで見えませんでした。右から昭島、江戸川、板橋の花火です。

今回もスカイツリーと花火のコラボはあきらめて、他のカメラマンが狙う青梅の花火を撮った。距離は10キロ程度なので、さすがに花火も音もでかい。

今回もスカイツリーと花火のコラボ写真はあきらめて、他のカメラマンが狙う、尾根の向こう側の青梅の花火を撮りました。距離は10キロ程度なので、さすがに花火も音もでかい。

何尺玉か不明だが、大玉が上がると尾根よりはるかに高く上がり、こちらまで明るくなる。10月半ばまでは視界のどこかで花火が揚がっています。

何尺玉か不明ですが、大玉が上がると尾根よりはるかに高く上がり、こちらまで明るくなりました。今後は10月半ばまでは視界のどこかで花火が揚がっています。

天正寺大桜ライトアップ

 日の出町大久野にある古刹の天正寺では、毎年春になると大櫻が見事な花を咲かせます。
今年も4月1日から9日までライトアップされ、道行く人の目を楽しませています。

大櫻は天正寺の裏山の墓所に有り、高台のため都道から良く見え、道行く人の目を楽しませています。

大櫻は天正寺の裏山の墓所に有り、高台のため都道から良く見え、道行く人の目を楽しませています。

境内の観音菩薩との対比もまた心を和ませてくれます。

境内の観音菩薩との対比もまた心を和ませてくれます。

漆黒の空とピンクのさくらをバックに地蔵尊が青く浮かび、静けさが一段と深まります。

漆黒の空とピンクのさくらをバックに地蔵尊が青く浮かび、静けさが一段と深まります。

この季節はツツジや椿の花も咲き、寒さも和らぐので、夜道の散歩も華やいだ気分になります。

この季節はツツジや椿の花も咲き、寒さも和らぐので、夜道の散歩も華やいだ気分になります。

 

麻生山で初日の出を迎える

 昨年末に麻生山山頂の景観皆伐が済み、北北西から南南東にかけての180度をこえる大パノラマの眺望が実現したので、平成28年の初日の出を山頂で迎えようと、元旦の未明に妻と麻生山を目指しました。
 山頂の伐採が済んでまだ一週間足らずのため、眺望が良くなったことは関係者しか知られておらず、山頂でご来光を迎えたのは関係者4名と、日の出山を目指して迷い込んだ1名の、計5名でした。
 尚、この日の日の出山頂の御来光登山者は1100名超で、遅く来た人は人垣で見られなかったそうです。来年は日の出山に代わって賑わうかもしれません。

山頂は皆伐が終わったばかりで、檜の香りがする中、刻々と変わる比嘉派の空を眺めながら、夜明けを待ちました。

山頂は伐採が終わったばかりで、切り株からの檜の香りを浴びながら、刻々と変わる東の空を眺めながら、夜明けを待ちました。

この標高での日の出の時間は6時54分。空があかね色に染まってきましたが、低い位置に雲があり、遅れそうです。

この標高での日の出の時間は6時54分。空があかね色に染まってきましたが、低い位置に雲があり遅れそう。地上にも朝もやがかかり、ビル群が見えない。

予報より10分ほど遅れて、雲の上から今年最初の日の光が注がれた。

予報より10分ほど遅れて、雲の上から今年最初の日の光が注がれた。

太陽は薄雲のフィルターを通して減光され、真っ赤に染まった優しい光だった。

太陽は薄雲のフィルターを通して減光され、真っ赤に染まった優しい光だった。

植林されてから数十年封印されてきた眺望を、伐採されて初めての元旦の御来光に、平和を拝むことができました。

植林されてから数十年間封印されてきた眺望から、伐採されて初めての元旦の御来光を拝むことができ、今年一年の平和を願いました。

柔らかな朝日浴びながら、霜柱の立つ道を家路につきました。

太陽が登り切るまでの変化を眺めていたいと思いつつ、元旦の行事が立て込むため、柔らかな朝日浴びながら、霜柱の立つ道を家路につきました。

麻生山からの夜景・平成27年大晦日の夜のこと

 皆伐が済んだ麻生山の眺望がすばらしかったので、夜景もさぞかし素晴らしかろうと思い、大晦日のあわただしさのスキマを縫って、麻生山(794m)へ夜景撮影登山に行ってきました。
 山頂に着いたのは、日が沈んで間もなくのことで、空はまだ薄明るい残照を留め、その下に都心の灯りが輝いていました。

 さすがに大晦日の夜のことで、オフィスビルの灯りは消えていて、住民のいない都心部は光が少なく、手前のベットタウンの光がにぎやかでした。
 山頂の見晴らしが良くなったことはまだ知られていないので登山者は無く、遠くの尾根に日の出山に向かうのであろう、登山者のヘッドライトらしき光が、ちらちらと移動して見えた。

麻生平についたころは、西の空がまだ明るく、日の出山頂の東屋がシルエットでくっきり見え、左の稜線上の東雲山荘にはかすかに灯火が見えた。山荘は今夜から、日の出山山頂の御来光登山者による火災の警戒をのため、消防団の詰め所となる。

麻生平についたころは、西の空がまだ明るく、日の出山頂の東屋がシルエットでくっきり見え、左の稜線上の東雲山荘からかすかに灯火が見えた。今夜の山荘は、日の出山山頂の御来光で賑わう登山者による、火災や遭難の警戒のため、消防団の詰め所となる。

陽が沈んでしばらくたつが、空はまだ青い光が残り、都心には灯りが輝いていた。これからこの光景をベンチと共に一人占めに・・・

陽が沈んでしばらくたつが、空はまだ青い光が残り、都心には灯りが輝いていた。これからしばらくはこの光景をベンチと共に一人占めに・・・(パノラマ写真視野約160度)

時がたつにつれて空は暗く、地上の灯りが輝きを増してくる。明日の元旦の御来光は、中央よりやや右手から昇るはずだ。

時がたつにつれて空は暗く、地上の灯りが輝きを増してくる。明日の元旦の御来光は、中央よりやや右手から昇るはずだ。

空は急激に光を失い、山肌は闇にしずみ、都会の光は空を照らし始める。

空は急激に光を失い、山肌は闇にしずみ、都会の光は空を照らし始める。

中央やや右にスカイツリーがうっすらと見える。今日は曇り空だが 、晴れればはっきりと見えるはずだ。この場所はスカイツリーより160mほど高い。

中央やや右にスカイツリーがうっすらと見える。今日は曇り空だが 、晴れればはっきりと見えるはずだ。この場所はスカイツリーより160mほど高い。左の黒い森の中に赤い輪が見えるのが、西武園遊園地の観覧車。

やや左に見える東京タワーは、赤色照明のため霞を通して良く見える。ただし今日は大晦日のためで,普段は周囲の高層ビルの光に囲まれ見つけにくい。

やや左に見える東京タワーは、赤色照明のため霞を通して良く見える。ただし今日は大晦日のため目立つが,普段は周囲の高層ビルの光に囲まれ見つけにくい。

手前が日の出町で、中央付近のやや緑がかった明るい建物がイオンモール日の出店。遠望の左から右へ福生、羽村、立川、八王子峰目名を望む。

手前が日の出町で、中央付近のやや緑がかった明るい建物がイオンモール日の出店。遠望の左から右へ福生、羽村、立川、八王子方面を望む。曇り空ののため都心が霞んでいる。

明日の元旦を迎える準備もあり、一旦下山し、明日の未明に再登頂することにして麻生山を後にした。明日は改正ではないが、初日の出日和になりそうだ。

明日の元旦を迎える準備もあり、一旦下山し、明日の未明に再登頂することにして麻生山を後にした。明日は快晴ではないが、初日の出日和になりそうだ。時間があれば麓のつるつる温泉で朝風呂といきたいが、神社の元旦祭などで忙しい元旦になる。

眺望抜群になった麻生山

 長年の懸案であった、麻生山の景観皆伐が実現しました。
麻生山は、日の出町の大久野中学校の林務体験のための学校林として、昭和30年の初めまで在校生が授業の一環として植林や下草刈りをしており、育てた木材を校舎の建て替え時に使用したこともありました。

 これまでの山頂はは密生した針葉樹に囲まれ、北側のほんの一部しか見られませんでしたが、皆伐の結果、北北西から南南東の180度以上の大パノラマへと変身し、絶景ポイントの日の出山から東に張り出した尾根に位置するため、日の出山より広い範囲の眺望が得られるようになりました。

 12月25日に皆伐完了直後の麻生山に調査に行ってきましたが、伐採した後にはカエデや楢などの落葉樹の植林作業をしていました。

日の出町の観光パンフレットより転載。

日の出町の観光パンフレットより転載。

麻生林道最高点の麻生平は、伐採に並行して整備され、日の出山や梅野木とうげを望む、快適な休憩ポイントになった。

麻生林道最高点の麻生平は、伐採に並行して整備され、日の出山や梅野木峠を望む、快適な休憩ポイントになった。

白岩の滝への分岐と麻生山への分岐の麻生平には、伐採と植林の作業者が駐車していた。

白岩の滝への分岐と麻生山への分岐の麻生平には、伐採と植林の作業者が駐車していた。

麻生平から山頂への斜面には、伐採後に植えられるカエデやミズナラの苗がデポされていた。

麻生平から山頂への斜面には、伐採後に植えられるカエデやミズナラの苗がデポされていた。

山頂近くの尾根へ出ると、伐採作業中の看板が貼ってあった。

山頂近くの尾根へ出ると、伐採作業中の看板が貼ってあった。

山頂はひと月前に来た時とは全く異なり見違えるような明るい風景が広がっていた。

山頂はひと月前に来た時とは全く異なり、見違えるような明るい風景が広がっていた。

東側斜面は全て伐採され、都心方面が全て眺望できるようになった。

東側斜面は全て伐採され、都心方面が全て眺望できるようになった。

山頂からのパノラマ写真。写真の左右の角度は180度を超え、秩父から横浜港が視野に入る。

山頂からの大パノラマ写真。写真の左右の角度は180度を超えていて、秩父から横浜港が視野に入る。

中央にスカイツリー。左に西武球場と山口湖。右は新宿副都心のビル群。今日はうすぐもり、晴れればもっとはっきり見えるはずだ。

中央にスカイツリー。左に西武球場のドームと山口湖。右は新宿副都心のビル群。今日は曇り空で、晴れればもっとはっきり見えるはずだ。中央の横帯は横田基地の滑走路。さすがに広く、全ての機種の大型爆撃機が離着陸可能。

伐採後への植林作業。樹種はカエデやミズナラなどの昆虫が好む落葉樹。針葉樹以外の自然植生は残してある。

伐採後への植林作業。樹種はカエデやミズナラなどの昆虫が好む落葉樹。針葉樹以外の自然植生は残してある。

以前からある三つ葉つつじもたくさん残されており、日当たりが良くなったので花付きが良くなり、春が楽しみだ。

以前からある三つ葉つつじもたくさん残されており、日当たりが良くなったので花付きが良くなるはずで、春が楽しみだ。

南側の樹木は全てを切る皆伐ではなく、間引きする間伐が進んでいた。

南側の樹木は全てを切る皆伐ではなく、間引きする間伐が進んでいた。

森の中の日陰だった山頂を示すポールや看板も日向になり、すっかり山頂らしくなった。

森の中の日陰だった山頂を示すポールや看板も日向になり、すっかり山頂らしくなった。

植林してから数十年の間封印されていた眺望の、予想外のすばらしさに、新調のベンチにしばらく座り、景色を堪能した。一週間後の初日の出を見に登ることに決めて下山しました。

植林してから数十年の間封印されていた眺望の、予想外のすばらしさに見とれて新調のベンチに座り、しばらくの間景色を堪能したのち、一週間後の初日の出を見に登ることに決めて下山しました。

日の出フラッシュアップ事業との協賛

 観光まちづくり事業グループの一つ「日の出フラッシュアップ事業」のライトアップイベントに協力し、町内のビューポイントをライトアップして写真を撮る行事に参加してきました。

 ここではその一例として、12月5日に実施した白岩の滝と一の護王神社、高原社の大杉、白山神社、不動滝の5か所の写真を掲載します。
 これらの写真は巨大プリントされて、イベント会場に掲示する予定です。

撮影スポットのほとんどが電源の無い山中のため、発電機を背負い、照明装置を担いでビューポイントを回りました。ここは肝要地区に有る高原社の大杉の撮影。

撮影スポットのほとんどが電源の無い山中のため、発電機を背負い、照明装置を担いでビューポイントを回りました。ここは肝要地区に有る高原社の大杉の撮影。

肝要地区に有る神社「高原社」の大杉。沢沿いに位置することから、杉の生育に好条件で樹齢(確認中)年、幹回り(確認中)m、受講(確認中)mの巨樹に生育しています。

肝要地区に有る神社「高原社」の大杉。沢沿いに位置することから杉の生育に好条件で、1978年時点のデーターでは幹回り5.3m、樹高41mと記録されており、それから40年近くたった今は、更に巨樹へと生育しています。

日の出山登山の人気コース「白岩の滝ルート」の登山口に有る白岩の滝。三つの滝があり、これは中段の滝。

日の出山登山の人気コース「白岩の滝ルート」の登山口に有る白岩の滝。三つの滝があり、これは中段の滝。私の写真はぶれてしまいました。(-_-;)

これも肝要地区に有る一の護王神社。見事な石積みの石垣と巨樹が圧倒的で、カエデなど紅葉もきれいです。

これも肝要地区に有る一の護王神社。4段に積まれた見事な石積みの石垣と巨樹が圧倒的で、カエデなど紅葉もきれいです。

新井地区の山上の白山神社は、武蔵野台地から都心が見渡せるため、元旦の御来光スポットにもなっていて、初もうで客で賑わう。

新井地区の山上の白山神社は、武蔵野台地から都心が見渡せるため、元旦の御来光スポットにもなっていて、御来光参拝客で賑わう。

社務所から本殿へと続く参道は、1100年を超す歴史を秘めて、神秘的なたたずまいを醸している。落雷で枯れたご神木の槙(写真左)も、樹齢推定1200年近いとのこと。

社務所から本殿へと続く参道は、1100年を超す歴史を秘めて、神秘的なたたずまいを醸している。落雷で枯れたご神木の槙(写真左)も、樹齢推定1200年近いとのこと。

坂本地区に有る「不動滝」は、今でこそ水量が少なくなっているが、昔は水音を轟かせていたとのこと。衰勢による岩の神職を見れば、それもうなずける。寒さが厳しい年は氷瀑となる。

坂本地区に有る「不動滝」は、今でこそ水量が少なくなっているが、昔は水音を轟かせていたとのこと。水勢による岩の浸食を見れば、それもうなずける。寒さが厳しい年は氷瀑となる。

天正寺大銀杏ライトアップコンサート

 日の出町大久野の新井地区に有る古刹、天正寺には100年ほど前に大久野村の大半を焼き尽くした大火事「大久野焼け」で、辛くも生き延び再生した大銀杏が、毎年見事な黄葉と銀杏を実らせています。

 クリスマスの街路樹イルミネーションを実施している「大久野を明るくする会」と協賛し、大銀杏をライトアップしてのコンサートを企画し、11月21日の土曜日に実施され、日の出山の会はコンサート部門を担当しました。

 寺院の本堂という特殊な雰囲気を重視した大人向けの企画として、古典落語、フルート演奏、シンセサイザーとヴァイオリンの演奏で古代の舞を舞う、3ステーシー構成としました。

 それぞれの出演者に趣旨をお伝えしたことで、銀杏のライトアップと本堂の祭壇の雰囲気とマッチした、素晴らしい音楽会になり、ご来場の皆様にゆっくりと味わっていただきました。

広い境内の一角に有る本堂は、緑の山をバックにし、地面には銀杏の黄色い葉が絨毯のように敷き詰められていました。

広い境内の一角に有る本堂は、緑や紅葉の山をバックにし、地面には銀杏の黄色い葉が絨毯のように敷き詰められていました。

日が暮れると大銀杏には照明が当てられ、昼間とは変わったムードを醸し出します。

日が暮れると大銀杏には照明が当てられ、昼間とは変わったムードを醸し出します。

大銀杏の黄葉を透過してくる、柔らかな光に梵鐘のシルエットが浮き上がり、静寂の中にかすかな鐘の音が聞こえるようです。

大銀杏の黄葉を透過してくる、柔らかな光に梵鐘のシルエットが浮き上がり、静寂の中にかすかな鐘の音が聞こえるようです。

本堂に灯りが灯され、ライトアップコンサートの始まりです。

本堂に灯りが灯され、ライトアップコンサートの始まりです。

最初のステージは立川亭ポ蘭さんによるから。御本尊様には失礼が無いように、紫の幕を引いての一席です。

最初のステージは立川亭ポ蘭さんによる落語から。御本尊様には失礼が無いように、祭壇に紫の幕を引いての一席です。

ポランさんはカッポレなどの踊りも得意で、解除柄の皆さんの手拍子に併せて、軽妙に踊り楽しませてくれました。

ポ蘭さんはカッポレなどの踊りも得意で、開場の皆さんの手拍子に合わせて軽妙に踊り、楽しませてくれました。

休憩を挟んでの第二ステージは、隣のあきる野市在住のフルート奏者、村野直子さんのフルート演奏です。本堂という空間に合わせた選挙区での演奏で、素晴らしい音色が響きました。

休憩を挟んでの第二ステージは、隣のあきる野市在住のフルート奏者、村野直子さんのフルート演奏です。本堂という空間に合わせた選曲で演奏され、素晴らしい音色が本堂と境内に響き渡りました。

金色に輝く天蓋の下で蓮の花の祭壇を背にしての演奏は、芸能の神様の弁財天を彷彿させていました。曲目もリクエストに応えて、ドップラーのハンガリア田園幻想曲など、幻想的な曲を演奏されました。

金色に輝く天蓋の下で蓮の花の祭壇を背にしての演奏は、芸能の神様の弁財天を彷彿させていました。曲目もリクエストに応えて、ドップラーのハンガリア田園幻想曲など、幻想的な曲を演奏されました。

第三ステージはシンセサイザーの演奏とヴァイオリンの演奏、そしてこの地域に伝わる平将門伝説をテーマにした古代歌と古代舞が演じられました。

第三ステージは日の出山の会会員の光野真理さんのシンセサイザーの演奏と、同じく会員の藤田真理子さんのヴァイオリンの出演で、古代の祝詞をモチーフとした古代歌や、飛鳥時代の巫女舞をモチーフにした古代舞を演じました。

コンサートの最後はシンセサイザーの幻想的な迫力ある演奏に合わせた、当地に伝わる平将門伝説をテーマにした古代舞が舞われ、盛りだくさんのコンサートが終了しました。

コンサートの最後はシンセサイザーの幻想的な迫力ある演奏に合わせた、当地に伝わる平将門伝説をテーマにした古代舞が舞われ、盛りだくさんのコンサートが終了しました。

 

 

日の出山山頂から花火撮影

 7月25日は日の出夏まつりが行われ、平井中学の裏山の桜の森から花火が打ち上げられました。
また、この日は隅田川の花火大会、昭和記念公園の花火大会など、都内各地で大きな花火大会のラッシュの日でもあることから、日の出山に花火撮影の登山をしてきました。

 夕暮れの迫る山道を一人行き、クロモ岩に差し掛かると、かすかな風に乗って妖艶な花の香りが漂い、進むにつれて濃厚になり、歩みを止めて見回すとヤマユリの花が木々の間にたくさん咲いていました。
 クロモ岩から山頂へのきつい登りの両側に咲く、最盛期のヤマユリが放つ濃厚な香りに、昔読んだ小泉八雲の「高野聖」の旅僧が話す、幽玄な情景を思い起こしました。

ヤマユリは藪の中で一輪咲いても所在が分かるほど、濃厚な香りを放ちます。クロモ岩近くの斜面には一斉に花開き妖艶な世界を醸しだしていました。

ヤマユリは藪の中で、一輪咲いても所在が分かるほど濃厚な香りを放ちます。クロモ岩近くの斜面には一斉に花開き、妖艶な世界を醸しだしていました。

道の土手から延びる花茎は顔の高さに花をつけ、むせかえるような香りを放っていました。

道の土手から延びる花茎は顔の高さに花をつけ、むせかえるような香りを放っていました。

足元にはオオバノギボウシが咲き、夕やみが迫る山道を、明るくしてくれています。

足元にはオオバノギボウシが咲き、夕やみが迫る山道を、明るくしてくれています。

山頂下の東雲山荘は、土曜日にしては珍しく宿泊客が無く、ひっそりとしていました。山荘の周囲にも、ヤマユリやオオバノギボウシが咲いていました。

山頂下の東雲山荘は、土曜日にしては珍しく宿泊客が無く、ひっそりとしていました。山荘の周囲にも、ヤマユリやオオバノギボウシが咲いていました。

山頂は人気が無くひっそりとしていて、雲があかね色に染まっていました。

山頂は人気が無くひっそりとしていて、雲があかね色に染まっていました。

山頂にもヤマユリやオオバノギボウシがたくさん咲いていて、単独登山を楽しませてくれました。

山頂にもヤマユリやオオバノギボウシがたくさん咲いていて、単独登山の寂しさを慰めてくれました。

以前にも何度か花火撮影などで、この季節に登りましたが、これほどまで多く咲くヤマユリは初めてです。

以前にも何度か花火撮影などで、この季節に登りましたが、これほどまで多く咲くヤマユリは初めてです。

すっかり陽が落ちて、東に広がる都心の武蔵野台地の灯が、輝きを増してきます。

すっかり陽が落ちて、東に広がる都心への武蔵野台地の灯が、輝きを増してきます。地表近くは霞がかかり、新宿副都心などの高層ビル群は見えません。

午後7時30分。先ずは立川の昭和記念公園の花火が打ち上げられます。

午後7時30分。先ずは立川の昭和記念公園の花火が打ち上げられます。

今日は隅田川の花火も見えるはずですが、上空は晴れていても地表近くは濃いもやがかかり,見えません。スカイツリーの近くに上がるはずですが、そのスカイツリーも今日は見えません。

今日は隅田川の花火も見えるはずですが、上空は晴れていても地表近くは濃いもやがかかり,見えません。スカイツリーの近くに上がるはずですが、そのスカイツリーも今日は見えません。

午後8時過ぎ。遅れて日の出夏祭りの花火(右)も上がり始め、昭和記念公園の花火(左)との共演が始まりました。

午後8時過ぎ。遅れて日の出夏祭りの花火(右)も上がり始め、昭和記念公園の花火(左)との共演が始まりました。

日の出の花火は平井ッぱらの光をバックにして上がり、昭和記念公園の花火は夜空をバックに上がります。

日の出の花火は平井ッぱらの光をバックにして上がり、昭和記念公園の花火は夜空をバックに上がります。

青白い花火も涼やかで、夏の夜空に似合います。

青白い花火も涼やかで、夏の夜空に似合います。このほかにも地域で催す小ぶりの花火大会も、いくつか見ることができました。

派手やかなスターマインの饗宴になると、そろそろ終わりの時間です。

派手やかなスターマインの饗宴になると、そろそろ終わりの時間です。

真西に見える御岳山も、夜のとばりに閉ざされて、御岳神社の明かりが輝いて見えます。

真西に見える御岳山も、夜のとばりに閉ざされて、御岳神社の明かりが輝いて見えます。

人影のない山頂は月に照らされ、大岳山と馬頭刈尾根のスカイラインの上には星も瞬いていました。夜景とヤマユリの香りに包まれて、このまま一夜を過ごしたいとの思いを残し、月明かりの中を下山しました。

人影のない山頂は月に照らされ、大岳山と馬頭刈尾根のスカイラインの上には星も瞬いていました。夜景とヤマユリの香りに包まれて、このまま一夜を過ごしたいとの思いを残し、月明かりの中を下山しました。

 

 

白山神社からの初日の出

 昨年は大晦日より日の出山山頂にテントを張り、甘酒や暖かいコーヒー等を販売し、幸せの鐘を設置して「清酒幸せの鐘」の販売をしながら1100人を超す登山者と共に初日の出を迎えました。

 今年は日の出山から派生する尾根の、台沢林道の東端のピークとなる、白山神社の山で初日の出を迎えました。

 白山神社は、近隣市町村の内でも屈指の初日の出ビューポイントとして知られ、車でも登れる手軽さから、毎年多くのご来光参拝者で賑わいます。

 今年は前日の深夜に突風が吹き荒れ、雪も舞ったためか人出も少なく、社務所で打ち鳴らす太鼓の音と共に、厳かな初日の出を満喫できました。

 ご来光の後は風格のある参道を辿り、白山神社の社殿に参拝し初参りで本年の無事を祈念して下山しました。

 

夜半の強風のため、国旗やかがり火が外された社殿

夜半の強風のため、国旗やかがり火がなどが外された社殿。

社務所から社殿への参道は、千年を超える歴史の荘厳な趣が漂う。

社務所から社殿への参道は、千年を超える歴史の荘厳な趣が漂う。

日の出前の空は地平線を雲が覆い、地上はまだ街路灯が消えず、眠りから覚めていません。

日の出前の空は地平線を雲が覆い、地上はまだ街路灯が消えず、眠りから覚めていません。

東に広がる都心は雲に覆われ雲間が赤く染まり、日の出の時間が来たことを知らせている。

東に広がる都心は雲に覆われ雲間が赤く染まり、日の出の時間が来たことを知らせています。

予定時刻より35分遅れで、ようやく雲の上に顔を出す。

予定時刻より35分遅れで、ようやく雲の上に顔を出す。

神楽殿では日の出と同時にお囃子の奉納をする手はずでしたが、日の出を待ち切れず、日の出予定時間から奉納を開始していました。

神楽殿では日の出と同時にお囃子の奉納をする手はずでしたが、日の出を待ち切れず、日の出予定時間から奉納を開始していました。