日の出山の会

秩父多摩甲斐国立公園の東端、日の出山の自然を舞台に活動するクリエイター集団

〒190-0181 東京都西多摩群日の出町大久野

10月

日の出山山麓の皆既月食

  10月8日、まだ寒さが厳しくないこの季節の皆既月食は、天体写真を撮るにはレンズに霜がつかず、空気が冴えているので好条件として期待していましたが、曇りの予報のためあきらめて撮影準備をしていませんでした。

  案の定、部分食の始まりの時間に空を眺めると、かなり密度の濃い雲に覆われていて、時折月がおぼろに見える状況で、撮影はあきらめました。
  夕飯を食べ、テレビのニュースで月食の映像を眺めながら念のため庭に出てみると、雲の切れ目から顔を出した月は皆既月食になっていましたので慌てて三脚やカメラをセットして撮影を始めました。
急遽撮影し調整不足のためと、快晴の天候ではなかったため、ピントの甘い写真になりました。

  日の出山の会では、日の出山山頂からの夜景や天体写真撮影会などを計画しています。
手始めに11日からの日の出山東雲山荘宿泊登山には、天体望遠鏡を運び上げます。台風の接近であまり期待できませんが!!

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午後8時、雲が切れてすでに皆既月食になった月が雲間から出てきました。

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赤銅色をした月は立体的な球状をして、ぽっかりと空に浮かんでいました。

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皆既月食になると、月の明るさは極端に暗くなるため、月の明るさに負けて見えなかった星たちが見え始めます。この写真では月の右やや上、月の直径の2倍ぐらいの位置にある星が天王星です。写真をクリックすると拡大写真で、星たちをはっきり見ることができます。

DSC_4634トリム

上の写真を拡大し、天王星を見やすくしたものです。露光時間が8秒のため、天体の運行により月も天王星も右上にぶれているのがわかります。

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皆既月食が終わり、三日月状に回復した20時50分の月。

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皆既月食が終わり満月に戻った21時40分の月。皆既月食の月より平面的に見えていました。