日の出三山とは日の出町の標高902mの日の出山、794mの麻生山、454mの勝峰山の三山を示し、日の出町の関東平野を見晴らす展望の山としての総称です。
この「日の出三山」は東に向かって眺望が開けているため、その名の通り日の出を迎える格好の展望台として人気があり、元旦の初日の出を迎える大勢の人で賑わいます。
それと同時に関東平野の夜景も素晴らしく、7月から10月にかけて東京、千葉、埼玉、神奈川の花火大会の展望台としても一部のマニアに知られています。
花火を鑑賞するには、登りは明るいうちに登頂できますが、下山は深夜になるため、山慣れた人のみの特権として静かな山頂に、遠く響く意外に大きな花火の音と共に、幽玄な世界に浸ることができます。
日の出三山・日の出山からの花火(7月最終土曜日)
日の出三山・麻生山からの花火(7月最終土曜日)

日の出三山の麻生山(794m)は昨年の12月に景観皆伐を行い、埼玉から横浜までの180度以上の視界が得られるようになりましたので、元旦の御来光撮影に続いて夏の夜景と花火の撮影に行きました。熊の目撃情報がある中、林道で暗闇の中を大きな動物が横切ったので、さては熊かと身構えましたが、草むらからカモシカがこちらを見ていました。5月にも近くでカモシカに遭遇しました。熊はまだ見ていません。

昨年狙った隅田川の花火とスカイツリーのコラボ写真を、今年は麻生山の山頂から狙ってみました。昨年の日の出山よりは霞が少なく、都心の光も青く輝いていましたが、スカイツリーは光が弱く、またもや空振りとなりました。立川の昭和記念公園と日の出町夏祭りの花火は、霞が少なく鮮やかな色をしていました。

夜も更けて花火も終わり、気温が下がり始めると次第に霞も薄くなり、スカイツリーが見え始めました。スカイツリーは淡い照明のため、湿度の高い夏場の撮影は難しい。クマの目撃情報がある麻生山林道を一人で下山中に、大型動物が前を横切ったのでドッキリ。クマではなくカモシカが草むらからこちらを見ていました。カメラを用意しているうちに、姿を消しました。この山でカモシカとの遭遇は2度目です。クマとはまだ無い。
日の出三山・勝峰山からの花火(8月第1土曜日)゛

日の出三山勝峰山(かつぼうやま454m)標高が低いので、他の2山とは違った俯瞰角度の眺望が得られます。また林道が開通したため手軽に登れるのでカメラマンも多く集まり、ここでは日の出山や麻生山のように、一人占めの贅沢はできませんでした。
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