日の出山の会

秩父多摩甲斐国立公園の東端、日の出山の自然を舞台に活動するクリエイター集団

〒190-0181 東京都西多摩群日の出町大久野

05月

日の出山幼児同伴登山

 日の出町の幸神神社の隣の森に自然保育を実施する大久野幼児園では、森の教室として年長及び年中組の2クラスは、毎週金曜日にお弁当を持って近隣のの山や田んぼに出かけて、自然の中で様々な体験をすることにより心身を鍛え、自然から様々なことを学んでいます。

 日の出山の会では、今年の卒園児を中心に在園児や先輩を含めての日の出山登山をサポートしており、今年も5月14日に、白岩の滝から麻生山~日の出山への本格的登山を実施しました。

 今年は参加者も多く、総勢77名となりましたが、晴天に恵まれた変化に富んだハイキングコースを、一人のリタイアや怪我もなく全員が出発地の肝要の里へ戻り、「肝要の里のヤギおじさん」からのアイスクリームの差し入れを食べ、親子双方から「楽しかったよ」との声のもとに解散しました。 

8時に肝要の里のにぎわい広場な集合、今日の行程や注意事項を受ける。

8時に肝要の里のにぎわい広場に集合、日の出山の会の星野さんから今日の行程や注意事項を受ける。

日の出山の会の沓澤さんの指導で、ストレッチ体操後、年齢や体力別に班編成をする。班編成は子供を良く知る保護者の出番だ。

日の出山の会の深沢さんの指導で、ストレッチ体操後、年齢や体力別に班の編成をする。班編成は子供を良く知る保護者の出番だ。

隊列を組んでの幼児の車道歩きは危険なため、白岩の滝登山口まで車で移動。

隊列を組んでの幼児の車道歩きは危険なため、白岩の滝登山口まで車で移動。

登山口でトイレをすませ、山中での危険回避やマナーの決まりを守る約束をして、歩行を開始。

登山口でトイレをすませ、山中でのマナーや危険回避の決まりを守る約束して、歩行を開始。

今日のコースの最初は滝めぐりで始まる。白岩の滝は「雨乞いの滝」として知られ、子の滝で雨乞いをし、その水を汲んで畑に撒くと雨を呼んだと伝わる。

今日のコースの最初は滝めぐりで始まる。白岩の滝は「雨乞いの滝」として知られ、この滝で雨乞いをし、その水を汲んで畑に撒くと雨を呼んだと伝わる。

滝の正面の関白台で滝を眺めながら、雨乞いの伝説や、昔、水量が多かったころ、この滝つぼが江の島の洞窟とつながっていたという伝説を聞く。

滝の正面の観瀑台で滝を眺めながら、雨乞いの伝説や、昔、水量が多かったころ、この滝つぼが江の島の洞窟とつながっていたという伝説を聞く。

関白台から見上げる滝は一つの滝に見えるが、子の写真のように2段に分かれていて、写真中央の一段目の滝つぼで雨乞いの祭り事が行われ、小さな祠もある。

観瀑台から見上げると一つの滝に見えるが、この写真のように2段に分かれていて、写真中央の一段目の滝つぼで雨乞いの祭り事が行われ、小さな祠もあるり、下の滝つぼが江の島の洞窟につながっていたといわれる。

滝に沿って上る道が最初の急登で、石積みで作られたジグザク道を一気に登る。

滝に沿って上る道が最初の急登で、石積みで作られたジグザク道を一気に登る。

昨年秋に一時通行止めだった最上段の滝の橋も架け替えられ、安心して渡れるようになった。

昨年秋に一時通行止めだった最上段の滝の橋も架け替えられ、安心して渡れるようになった。

最上段の滝も含めて白岩の滝と呼び、ここは滝の飛沫によるマイナスイオンが充満していて、夏の暑さで消耗した体の癒し場所として最適だ。

最上段の滝も含めて白岩の滝と呼び、最上段の滝は滝の飛沫によるマイナスイオンが充満していて、夏の暑さで消耗した体の癒し場所として最適だ。

最上の段の落口に来ると道は緩やかになり、しばらくはこ滝や大岩の不作沢に沿って進む。

最上の段の落口に来ると道は緩やかになり、しばらくは小滝や大岩がふさぐ沢に沿って進む。

タルクボ林道を超え、タルクボ沢の水源を過ぎると四季彩の森のベンチへ出る。ここは標高550m地点だ。

タルクボ林道を超え、タルクボ沢の水源を過ぎると四季彩の森のベンチへ出る。ここは標高550m地点だ。

ここで待望のおやつタイム、おやつ交換が楽しみだ。

ここで待望のおやつタイム、おやつ交換が楽しみだ。

アアこの幸なひと時に、目も口もとろけてしまいそう。

アアこの幸せなひと時に、目も口もとろけてしまいそう。

タルクボ沢の谷間の道から急に開けた麻生林道に飛び出す。ここで初めて目的地の日の出山が見え、ここから日の出山までは、今までとは一変した尾根歩きとなる。

タルクボ沢の谷間の道から急に開けたし麻生平に飛び出す。ここは麻生林道が通り、初めて目的地の日の出山が見え、日の出山から梅野木峠を経て白山神社まで続く林道と尾通り矢根が見渡せる。

麻生平から麻生山山頂までは伐採されたれ見晴らしの良い斜面で、一気に高度を稼ぐ。

麻生平から麻生山山頂までは伐採されたれ見晴らしの良い斜面で、一気に高度を稼ぐ。

急登のため先頭と後続の距離が開く。あとひと踏ん張りで麻生山の山頂だ。

急登のため先頭と後続の距離が開く。あとひと踏ん張りで麻生山の山頂だ。

今日最初の山頂、麻生山に到着。子供は景色よりおやつで、早速リュックを開きゴソゴソ。だ。

今日最初の山頂、麻生山に到着。子供は景色よりおやつで、早速リュックを開きゴソゴソと。

去年は森の中だった山頂が、今年は180度以上の眺望になりました。でも子供たちはおやつの方が?。

去年は森の中だった山頂が、今年は180度以上の眺望になり、昨年より登山者が増えました。でも子供たちはおやつの方が?。 年少組は先に出発したので年長組以上で麻生山の看板を持って記念撮影。

麻生山から日の出山までのコースは尾根歩きで、伐採された明るい尾根や静かな林の中の会と来な尾根道を日の出山を目指す。

麻生山から日の出山までのコースは尾根歩きで、伐採された明るい尾根や静かな林の中の快適な尾根道を日の出山を目指す。

麻生山から日出山への麻生尾根(金毘羅尾根)は、ピークを巻きながらのアップダウンの少ない道で、子供たちも笑顔で歩く。

麻生山から日出山への麻生尾根(金毘羅尾根)は、ピークを巻きながらのアップダウンの少ない道で、子供たちも笑顔で歩く。

急な登りもあるけれど、子供たちは平らな道より楽しそうだ。

急な登りもあるけれど、子供たちは平らな道より楽しそうだ。

五日市、御岳山、日の出山、つるつる温泉の四辻に到着。子供はどこへでも寝転がれるので、疲れの回復も早い。

五日市、御岳山、日の出山、つるつる温泉の四辻に到着。子供はどこへでも寝転がれるので、疲れの回復も早い。

日の出山山頂直下の東雲山荘前に到着。ここには雨水を水源とし、微生物の分解作用を利用した循環型水洗トイレがある。山中の貴重なトイレなので、汚さぬよう大切に使おう。

日の出山山頂直下の東雲山荘前に到着。ここには雨水を水源とし、微生物の分解作用を利用した循環型水洗トイレがある。山中の貴重なトイレなので、汚さぬよう大切に使おう。

トイレ前の東雲山荘(しののめさんそう)は、都心から一番近い本格的な山小屋だ。ここに泊まると素晴らしい夜景やご来光を見ることができる。ぜひ利用してください。

トイレ前の東雲山荘(しののめさんそう)は、都心から一番近い本格的な山小屋だ。ここに泊まると素晴らしい夜景やご来光を見ることができる。ぜひ利用してください。今日は内部を見学した。

戦争直後に作られた山荘は、椅子やテーブルも当時のもので、自然のままの木を使ってできている。暖房と炊事は薪ストーブだ。

戦争直後に作られた山荘は、椅子やテーブルも当時のもので、自然のままの木を使ってできている。暖房と炊事は薪ストーブだ。

子供は高いところが大好きだ。登れそうなものがあれば岩でも気でも登りだす。

1時前に山頂到着。子供は高いところが大好きだ。登れそうなものがあればなんでも登りだす。

まずは日出山の登頂記念に写真撮影。

まずは日出山の登頂記念に写真撮影。

山頂は景色を眺めながらの昼食ポイントになっていて、東屋やベンチもたくさんあるが、1時の到着時には満席だった。

山頂は景色を眺めながらの昼食ポイントになっていて、東屋やベンチもたくさんあるが、1時の到着時には満席だった。

山頂は日差しが強く、それぞれに日陰を選んでお弁当を開く。

山頂は日差しが強く、それぞれに日陰を選んでお弁当を開く。

山頂でたっぷり遊んだあと、つるつる温泉口に向けて下山開始。

山頂でたっぷり遊んだあと、つるつる温泉口に向けて下山開始。

下山は植林された尾根道の、あご掛け岩コースを下る。

下山は植林された尾根道の、あご掛け岩コースを下る。

馬頭観音の有る日本武尊(ヤマトタケル)のあご掛け岩。奈良朝廷に東征を命じられた日本武尊が故郷へ帰る途中、病に苦しみ、この岩にあごを掛けて休んだといわれる岩。

馬頭観音の有る日本武尊(ヤマトタケル)のあご掛け岩。奈良朝廷に東征を命じられた日本武尊が故郷へ帰る途中、病に苦しみ、この岩にあごを掛けて休んだといわれる岩。

テレビドラマ「おしん」の小さいころのシーンのロケ地となった滝本の不動堂。この下で新道と合流する。

テレビドラマ「おしん」の小さいころのシーンのロケ地となった滝本の不動堂。この下で新道と合流する。5歳児も元気で完歩だ。

無事に滝本の登山口に到着。日の出町の最奥の家があり、元は御岳山への表参道入口の御師(神職)の家だった。

無事に滝本の登山口に到着。日の出町の最奥の家があり、元は御岳山への表参道入口の御師(神職)の家だった。

出発点の肝要の里へ到着。大編成のため出発に手間取り1時間遅れになったため、下山も1時間遅れの4時だった。かすり傷もリタイアもなく、楽しく過ごせ、最後に肝要の里のヤギおじさん(ヤギの乳のアイスを作っている)からアイスクリームの差し入れがあった。

出発点の肝要の里へ到着。大編成のため出発に手間取り1時間遅れになったため、下山も1時間遅れの4時だった。かすり傷もリタイアもなく、楽しく過ごせ、最後に肝要の里のヤギおじさん(ヤギの乳のアイスを作っている)からアイスクリームの差し入れがあった。