森林環境整備財団が主催し、柚木生産森林組合、森林インストラクターなどの協力で、毎年紅葉の季節に御嶽山~日の出山~高峰経由で青梅市の柚木苑地へ下るハイキングを実施しています。
今年は12月5日に実施され、日の出山の会は今年も、会員の光野さんのキーボートと歌唱指導による、見晴らしの良い尾根での合唱や、東雲山荘や日の出山頂の案内などで協力しました。
このコースはバスとケーブルで高度を稼ぐため、比較的楽なコースで、当日は晴天に恵まれ、爽やかな山旅になりました。
10時に御嶽山ケーブル山頂駅前広場に集合。オリエンテーションとストレッチ体操後、2班に分かれて出発。
日の出山まではアップダウンの少ない楽なコースで、森林インストラクターの植物や虫の説明を聞きながら進みます。
御岳山と日の出山の尾根の中間に有る一の鳥居でここからが御岳神社の領域になる。昔は日の出町から日の出山を通ってここから御岳神社へ辿る道が表参道で、たくさんの石碑の道標が残っている。日の出山の会の星野と岡根はここで皆さんを出迎えて合流し、解散地まで同行しました。
山頂て前に有る宿泊施設の東雲山荘で一休み。近くにバイオ循環型の水洗トイレもあります。
休憩中には東雲山荘についてのお話や、平成24年の11月に浩宮皇太子殿下がこのテーブルと椅子で昼食をとられたり、この薪ストーブで沸かしたお茶も飲まれたお話をしました。
都心を正面にして群馬県、埼玉県、神奈川県を一望する日の出山は、元旦の御来光のビューポイントとして有名。
この日は空気が澄み、10時ごろは相模湾が陽の光を反射して海面が光り、江の島がシルエットとなって良く見えました。
昼頃になると、御岳山からのハイカーが続々と到着し、たくさん有るベンチも満杯となり、景色を眺めながらの昼食で賑わいます。私たちのグループもここで昼食です。
山頂にて記念写真を撮り、梅野木峠方面への尾根を、高峰山へと辿ります。参加者は江東区の木場など、都心からの参加者が多くいました。
柚木方面への分岐点には横断幕を掲げて、柚木生産森林組合の皆さんが出迎えてくれました
柚木の森への下山にかかる前に、記念撮影をしました。
高峰山からの下山は、すっかり葉が落ちた明るい雑木の森を、深い落ち葉に足をとられながらの下山でした。
途中の伐採された柚木の森では、柚木生産森林組合の人から林務についての説明を受けました。
森林組合の説明に続いて、日の出山の会の光野さんのキーボードと歌唱指導により、合唱が始まりました。
傾き始めた西日を受け、伐採で明るく開けた静かな山間に、みんなの声がこだましていまた。
解散地の柚木苑地は、柚木の森の檜を使った新しい建物。ここで今日のハイキングのアンケートを記入しました。
柚木生産森林組合の女性たちが用意してくれたトン汁や、地場産の食材を使った煮物をたっぷりと戴き、幸せ気分で帰路につきました。予定時間を1時間ほどオーバーしましたが、その分盛りだくさんの山旅でした。